■散文■

  • 7月10日 

    何でこんな気分にならなきゃならないんだ?
    勿論先のW杯のことだ。
    十日ほど経てば心も落ち着いて好意的に解釈出来るかなと期待もしたが、まだ心は晴れません。
    むしろ暗雲としたものは増すばかりです。
    原因は勿論韓国による数々の疑惑、そして不愉快なサポーターです。
    以前から韓国の政治、国民性にはあまり好印象を持ってはいなかったのですがトドメをさされてしまいました。
    まあ、それはいいのです。
    韓国を無視し、彼らの利になること(焼き肉屋に行かないとか、韓国製品を買わないとかね。)をしないようにすればいいだけですので。
    幸い私はパチンコをやらないし、韓国製の製品は眼中に無いので辛いのは焼き肉ぐらいかな?(笑)

    しかし彼らより私の気持ちを落ち込ませたもの。
    それは日本のマスコミの偏向した報道体制です。
    あからさまな疑惑には敢えて口をつぐみ、一貫したテーハミングマンセーな報道姿勢。
    それがテレビ、新聞等一部のマスコミ(はっきり言ってこれらは最初から信用していませんでした)だけならまだしも、一般週刊誌、サッカー専門誌までこの偏向報道は一貫していました。
    W杯が終われば解禁されるかなと少し期待もしましたが、評論家等多くの人の口から出たのは信じがたい言葉でした。
    「韓国の疑惑、サポーターの姿勢に騒いでいる人達は勝ち進んだ韓国に対して嫉妬しているのだ」と・・・・
    彼らは自分が何を言ったか理解しているのだろうか?
    何故そこまで自虐的に、卑屈になれるのだ?
    サッカーを、W杯を愛していればあのような汚いプレー、ジャッジに怒りを憶えなければおかしいと思うのは私だけだろうか?
    私は78年のアルゼンチン大会からW杯を見ている。
    ホームタウンデシジョン等偏った判定はこれまでも少なからず見てきている。
    そしてそれ以上のミスジャッジも。
    しかし今回のはそんなレベルでは無かった。

    韓国はいい。
    この国は言論統制国として指定を受けているぐらいの非民主主義国であるから。
    しかし日本は・・・・
    これでは戦時中の大本営発表と何ら変わりがないではないか?
    確信しました。この国のマスコミにジャーナリズムは無いと。
    それはどういうことか?
    分かりやすく言えば民主主義国家では無いと言うことです。
    民主主義というのは言論の自由があって初めて成り立つものですから。
    こんな国に住んでいる自分が悲しいです。

    私はサッカーダイジェストというサッカー専門誌をもう随分長いこと定期購読していました。
    W杯等増刊号が出れば殆ど欠かさず購入していました。
    その見やすい画面と独特のポリシーが感じられた記事に好感を持っていたからです。
    いつか自分のイラストでその誌面を飾ってみたいなとさえ思っていました。
    しかし今回の件を期に購入を控えることにしました。
    彼らジャーナリズムを放棄したマスコミの罪は韓国にも勝ると感じたからです。
    いわゆる「W杯特集本」といった類の本を全く購入しなかったのは今回が初めてです。

    海外では「このW杯の記録を抹消するべきだ」という意見さえ出ているそうですが、その意見には私も大賛成です!
    出来ることならこの大会の記憶を消してしまいたい。
    おそらくアジアでW杯をやったのがそもそもの間違いだったのでしょうね。
    史上最低のW杯バンザイ!


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