■日本代表■
- 情けない事に我々は敗北を見るのに慣れてしまっていた。
爪の先程の期待さえ抱くこともなく、むしろ観光気分で小遣い稼ぎにやって来る
海外チームの妙技を期待してテレビのチャンネルを合わせ、時にはスタジアムに
足を運んだのだった。
- 初めて期待を抱いた’86メキシコワールドカップ最終予選
日本対韓国の試合はテレビ観戦だったのだが何故か現実感に乏しかった。
はっきり言って当時の森監督の手腕には全く期待してはいなかった。
その原因の一つに当時国内最高のストライカー、戸塚を選出していなかったからだ。
(結局韓国戦には出場したが)更にドイツで活躍していた奥寺、尾崎を呼び戻さ
なかった。
(これはむしろ協会に問題があると思われるが)他にもいろいろあるが何より
本気で「W杯に行ける」と信じてるように見えなかったし「何としてでも行く」
と云う意志が伝わって来なかったのだ。
結果は皆さんもご存じの通りだが、まあ順当な結果だろう。
その後森監督は要求したサポートが協会から得ることが出来ないとの理由で
辞任した。
現在でも続く協会の「やるべき事が分かっていても何もしない」という体質は
間違いなく日本サッカー界の足を大いに引っ張っていると言えるだろう。
- この後私に雨の国立競技場で中国に叩きのめされたシーンを見せてくれた
ソウル五輪最終予選の石井監督時代、余りの迷采配に有名な「横山辞めろ」コール
を呼び起こした横山監督と再び暗黒の時代へと戻っていくのだ。
そんな昔の話じゃないんだけどね・・・・私にしてみれば。
- 続く