■■82’ワールドカップ・スペイン大会■■
- 82年スペインで行われてW杯はタレントに満ち溢れた大会と言って良いのでは
ないだろうか
優勝候補筆頭に挙げられたブラジルにはジーコ、ソクラテス、ファルカン、そして
トニーニョ・セレーゾといわゆる「黄金のカルテット」が居た。
ディフェンディングチャンピオンのアルゼンチンには前回優勝の立役者
マリオ・ケンペスに加え、売り出し中のマラドーナも居た。
プラアティニ、ジレス、ティガナの居たフランスはどのチームよりも
エレガントだった。
爆発的なスピードを誇ったポーランドのボニエク・・・・
- しかし決勝に残ったのは多くの怪我人を抱えながらも無類の勝負強さを見せた
西ドイツと狂い咲きとさえ言えるゴールラッシュを見せた得点王パオロ・ロッシ
擁するイタリアだった
しかし、このイタリアの快勝だった決勝戦はあまり印象には残ってないんだ。
無論両チームにも魅力的なタレントは居た、西ドイツには怪我のため決して
満足なプレーとは言えないもののキラリと光るプレーを見せてくれた
K・H・ルンメニゲ、若き日のリトバルスキー。
イタリアも上記のパオロ.ロッシ、小柄なドリブラー、ブルーノ・コンティ
40歳のベテランG・Kディノ・ゾフと言った具合に。
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印象に残ったのはやはり多くの人が名勝負の一つとして挙げる二次リーグの
「ブラジルvsイタリア」
スコア「伊3−2伯」が示すように接戦に、激戦だった。抜群の個人技で華麗
に中盤を制したブラジルだったが絶好調パオロ・ロッシ一人の決定力に破れた。
もし、ビデオ等入手できたら是非もう一度見たい一戦の一つである。
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準決勝の「フランスvs西ドイツ」
これは数年前友人にビデオを貰い何度も見ているがその度プラティニ好きの
私としては悔しい思いをしている試合の一つだ。
無論ゲームは最高に面白いけどね。
フランスのテクニックと西ドイツのスピードとパワーががっぷり四つに
組んだハイレベルな攻防。
試合展開も1−1で延長に入りフランスが2点をリードし、試合も決まった
と思ったのも束の間。
怪我でベンチに居たルンメニゲが出場するとゲルマン魂が爆発!
一気に追いついてその勢いのままPK戦でドイツの勝利。
戦力、試合内容で上回っていたフランスだが伝統(?)の勝負弱さで初の
決勝進出を取り逃がした。
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あと個人的にフランス代表、そしてプラティニを意識した最初の試合
「フランスvsスペイン」だ。
今年のW杯では優勝候補に挙げられる程強くなったスペインだがこの頃
はテクニックはあるがファウルが多く、一応開催国と言うだけで魅力に
乏しいチームだった。
しかし対戦相手のフランスはそのパスワークの美しさに驚いた。
この試合で目立った働きを見せていたのはのはむしろ小柄なMF
アラン・ジレスだったが
私の心を捉えたのはフランスの10番を背負った男の華麗なプレーだった。
その男の名はミッシェル・プラティニその人だった。
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しかし、この大会の決勝戦のカード願わくば「ブラジルvsフランス」であって欲しい
と思ったのは私だけではない筈。
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