■結構過去の散文■
  • 98年7月23日(木)

    久々に書く今日はちょっと小難しい事を言ってみよう。
    少しは賢そうに見えるかも知れないからね。

     最近・・・と言うよりこないだの参院選からニュースでは自民党の
    新総裁が誰になるかと言った話題で持ちきりのようだ。
    何処のニュースキャスターも言っているが十年一日と言うか何と言うか
    自民党の方々の時代錯誤な感性には唖然とさせられる。
    海外(主にアメリカ)から「制度を変えなさい」と圧力を掛けられて
    最も抵抗しているのは官僚かと思っていたが、自民党も負けず劣らず
    と言うより自らの旧態依然とした行動(派閥人事ね)に疑問すら抱いて
    いないようだ。
    何で橋本総裁が辞任しなければならなかったかを全く考えていないの
    だろうか?

    何年か前に出た「日本権力構造の謎」(著者の名前忘れた)とか言う
    本に「日本には共産党以外に政党は無い、共産党以外は政党を
    名乗っているが、それらは単なる集票機関である」と書かれていた
    のを思い出した。
    言ってる意味が分かるだろうか、つまり本来政党とは共通した政策を
    遂行するための組織である筈なのだが日本における多くの政党は
    選挙に勝ち、政治家になるための組織としての役割しか無いという
    事なのだ。
    ”日本共産党”等という質の悪い冗談か時代錯誤としか思えない党名を
    名乗る組織を除きどの政党も明確な政策を持ってはいないのは誰もが
    知るところであろう。

    そこで先の参院選である。増えた投票はそのまま自民党、つまり
    現体制に対し”No”と言う為だけに投票された物である。
    はっきり言って誰も他の政党に期待して投票などはしていないだろう。
    自民党に素晴らしい人材が居るとは思えない。それでも他の党よりは
    まだマシなのではと思えてしまうところが情けないのだが・・・
    取り敢えず私は選挙権を得てから欠かさず投票はしているよ。
    ”No”と言う為だけにね。それだけが唯一私に出来ることだから。

    そういえばどっかの週刊誌に住専処理会社の社長をやってい
    中坊氏の言葉が載っていた。「住専の不良債権処理に税金が投入
    されるのにあれだけ大騒ぎしたのに、今回銀行の再建に30兆もの
    税金が投入されるのに何故大した議論もなされずすんなり国会を
    通ってしまったのだろう。30兆と言えば国民一人当たり25万
    にもなるというのに。銀行というバブルの元凶ともなった民間の
    企業に何故我々が汗水垂らして稼いだ金をつぎ込まねばならないのか」
    と。
    その辺りを突っ込んだ野党は無かったね。
    理由は簡単、野党も銀行から金を貰っているからだ。

    政治家があんなじゃ不況は当分続きそうだね〜、もっとも選んだのは
    我々なんだけど。 裏返せばこの状況を変えられるのは唯一政治家
    であり、それを選ぶ我々なのよ。

    何か小難しい事書こうとしたけど支離滅裂だな〜、まあいっか。

  • 98年7月 4日(土)

    昨日仕事が終わった帰り、電車の中で雑誌”Number”の中吊り広告
    を見掛けた。一緒に居た仕事仲間に「お、今回はW杯サッカーの特集か
    帰りに買って帰ろう」と言っていた。

    現在ちょっとしたブームに便乗してW杯関係の特集本が多くの出版社
    から出ているのは皆さんもご存じだろう。
    渡仏に控えて節約していたこともあるのだが正直食傷気味でこの私が
    今年に入ってただの一冊も買っていないのだ。
    金銭的な理由だけでは無い、その殆どはただの便乗商品で記事の質も
    低く購読するに値しない物なのである。
    まあ、理由は簡単である本の数に見合うだけのライターが居ないので
    ある。良いライターは歴史のある出版社に既に押さえられている
    そこでサッカーを多少知っている(中には殆ど知らない者も居るらしい)
    ライターがかり出され体裁を作るのだ。これで良い本等作れる訳が
    無い。たまにまぐれ当たりのような良い記事を見掛けることもあるが
    全ての本をチェックする程の金銭的余裕も時間的余裕も私には無い。

    そこでNumberである。 さすがに歴史があるだけあって
    それぞれの分野で良いライターを抱え、おそらくスポーツ関係の雑誌の
    記事の質ではNo.1だろう。
    ちなみに私がイラストを最も掲載したい本の一つである。
    記事でも良いのだが現実を考えるとそこまで図々しくはなれない。
    私の稚拙な文章力はこれを読んでいる皆さんがご存じだろう。

    Numberの、特に今回のようなW杯サッカーの特集記事のある時の
    人気は凄い物がある。
    W杯予選突破が決まり、その特集号の時は即日完売は当然のこと、何と
    定期刊行の雑誌であるにも関わらず増刷が行われたのである。
    まあ、あの時ははっきり言って異常だった。翌日のスポーツ新聞は
    午前中に完売、サッカー雑誌も発売日当日に完売、買えなかった人も
    少なくはなかっただろう。

    そんな事もあったので買えるのかやや不安ではあった。
    そして地元千歳船橋に着いてその不安は的中する。
    先ず、サッカー雑誌等を定期的に取っておいて貰っている馴染みの本屋
    に行く。今週のサッカーダイジェストを受け取り先月のつけを払う
    ためだ。ちょっと本棚を見てからお金を払う時に親父さんに「Number
    は残っていないですか?」と聞く。「ああ、Numberね、一冊
    だけ残っているよ」と本棚に向かう親父さん。が、「ご免なさいねー、
    さっきまで在ったんだけどなー、サッカーの時はよく売れるんだよ、
    言っておいてくれたら捕っておいたのに。」「いやー、サッカー特集
    って知ったのはついさっきなんですよ。」と私。
    仕方なく駅の周りの本屋、コンビニを片っ端から回ってみる。そして
    店員に聞く、だが答えは何処でも一緒だった「そこ(棚)に無ければ
    もう売り切れですね、ご免なさいね」といったものである。

    手に入らないとなると余計欲しくなるのが人の性である。
    これはもう今夜は時間の許す限り世田谷中を自転車で走り回ってでも
    探してやろうかと思ったその時、前回の最終予選の時のNumber
    を買った決して品揃えは豊富ではないが以外と穴場的なコンビニの
    存在を思い出した。
    そしてそのコンビニにNumberはあった。
    しかも3冊も、内容を確かめる。古い本でないかを・・・
    このコンビニは結構いい加減なので2〜3週間前の週刊誌とかを
    平気で並べていたりするのだ。
    大丈夫、今日出たヤツだ。先ずその本を確保して、読みながら飲む
    ビールを一緒に買って家路についた。

    たった一冊の雑誌を求め、熱帯夜の世田谷を仕事に疲れた身体に
    鞭打って自転車で徘徊せずに済んだ事に感謝しながら飲んだビールは
    実に美味かった。
    主な記事も読み、ビールも一本飲み終わった頃W杯の準々決勝
    私の御贔屓チームであるフランスvsイタリアの一戦がが始まる、
    さてもう一本・・・

  • 98年6月29日(月)

    今日、今年に入って初めての草野球に参加した。
    ここ数ヶ月、仕事の都合やら天候やらで参加できなかったのだが
    やっと参加できた。
    朝6時までテレビでW杯を観て寝て10時頃ちょっと目が覚めた時は
    雨が降っていたので「またかよ」と無茶苦茶悔しくなってまた寝ると
    暫くすると電話が鳴る、野球チームの人からである。「今日はやる
    ってさ」との事。外ではまだ雨の音がしている。私は眠りを妨げられた
    事による不愉快さも手伝って不機嫌そうに「まだ降ってるぜ。」と
    言って切った。
    まあ、止んでいたらラッキーぐらいに思って目覚ましをセットしてまた
    寝た。12時、アラーム音によって目を覚ますと雨は止んでいた。
    頭は未だボーっとしていたが喜び勇んでユニフォームに着替え自転車に
    またがった。

    試合の相手は昨年カモにされていたいつもの相手とのダブルヘッダー。
    今日こそはと思ってまず1試合目に臨んだのだがセンターに入った私が
    バウンドをうまく読めずに2つのエラー。このプレーで3〜4失点。
    更に焦ってフライの目測を誤りこのプレーでも2失点。
    取り敢えず打撃の方では盗塁等してそれなりの結果を残したが余りに
    大きい3つのミスがメチャメチャ悔しかった。
    それによる失点が無ければ負ける事は無かったのに・・・

    一休みして2試合目が始まる。
    今度は2塁手を勤めた。1試合目である程度慣れたので今度はエラーも
    無く私自身は攻守とも無難にこなした。が、頭数が足りないため登板
    した急増ピッチャーの出来が悪くストライクが入らない。
    多くの押し出しで緊張感は無くなり惨敗してしまった。

    試合後の飲み会、実はこっちがメインという話も・・・
    ではチームメイトの売れっ子漫画家T氏にフランスに行った時の話を
    したら何と彼もバックパックで欧州を旅行したことがあるとの話。
    二人で海外旅行で受ける様々なカルチャーギャップの面白さ、様々な
    人との出会い、欧州の人たちのフレンドリーなところ、そして何より
    飯の美味さを話し、周りにいる人たちに「金と暇があったら是非
    行くべきだ」と二人で熱く勧めてしまった。
    もちろん我々もまた行きたいのは言うまでも無い。
    また、彼の話によるとバックパックの旅行を知ってしまうと旅行会社の
    パック旅行が物足りなくなってしまうらしい。
    私はパック旅行というのをした事が無いので何とも言えないが多分私の
    性格からしても合わなそうである。

    また、2人の結論として「何とかなる物だね」という非常にアバウトな
    物であった。
    私も今度はもっと長期の旅行をしてみたいものである。
    その為にも頑張って稼ぎましょう。

  • 98年6月24日(水)

    本来ならフランスから帰ってきた一週間前に書くべき事だったのだけど
    バタバタしている内に一週間も経ってしまっていた。

    今回初めて海外旅行という物に行ったのだが過ぎてしまえばあっと言う
    間だったと言うのが正直な感想だ。
    確かにW杯を観ることが最大の目的だったとは言え、旅先の事をよく
    調べもせずに行ったので観光らしい観光は殆ど出来ずに帰って来た。
    時間が無かったって言うのも確かにあるのだが・・・

    それでもかなりの充実感を味わうことが出来たのはやはり幾つもの
    素晴らしい出会いがあったからであろう。
    多くの人がそれこそが旅の醍醐味だと言っていたが全く同感である。
    だが、今回最大の不満を感じたのもそれである。
    日本人同士なら勿論問題は無いが事相手が外国人だった場合が問題で
    ある。私の言葉が拙いばかりに折角出会った人とのコミュニケーション
    が思うようにいかないのだ。
    今回の旅では殆ど英語を使ったのだが、こんな事を伝えたいのだが
    単語が出てこない。あれを聞きたい、これを聞きたいと思ってもそれを
    満足に伝えることが出来ない。身振り手振りを加え話すのだがちょっと
    したニュアンスの違いとか誤解されてしまったことを満足に訂正する
    ことも出来ないのだ。
    多くの場合相手も片言なものだからそれはもう・・・・

    とにかく2002年には多くの外国人が、中には今回知り合った友達も
    来るだろう。そんな彼等とせめてもう少しちゃんとコミュニケーション
    を取れるようにしたい物だ。

    理想を言えばスペイン語、フランス語等幾つかの言葉で少しは会話を
    出来るようになりたいのだが私の能力から言ってもそれは不可能だろう。
    先ずはもう少し英語を何とかしよう。少しずつでも・・・

  • 98年6月5日(金)

     蹴球徒然は対ユーゴ戦に譲ったので遅ればせながら先日決まった
    W杯に登録する日本代表メンバーについて・・・というよりその
    周辺に関して。

    市川、北沢、そしてカズが代表を外れた。
    スタミナに難のある市川が外れたのは私も含め殆どの人が予想した
    事であろうが北沢そしてカズが外されたのは誰もが予想したとは
    言い難いだろう。
    W杯本番では3バック(5バック)が採用されるため北沢の守備力
    より他の選手の攻撃力がセレクトされたと見受けられる。
    北沢は見かけによらずクレバーな選手でポジショニングに優れるが
    余りにもボールタッチが荒く、その為に折角のチャンスを逃し
    多くのファンのため息を誘う事も少なくなかったので殆どのファン
    は納得がいくだろう。
    衰えの目立つカズに関しては例え途中交代でも出場するオプション
    が考えられない為、確かに納得がいくのだが同い年で生まれ月も
    一緒の私としては寂しさは拭えない。

    代表を外れたベテラン二人は岡田監督の予想外にショックを受けて
    おり、他の選手への影響を考慮して強制送還される一方、若い
    市川はおそらく世界という舞台の空気を経験させる為チームとの
    同行を許されたのだろう。
    この辺りは代表の中では影響力の小さいペーペーである事が幸い
    したと言えるだろう。

    ベルディの柱谷も言っていたが外れる3人はスイスに連れて行く
    べきでは無かったとの意見も少なくはない、外れた選手は勿論
    残った選手に関しても精神的に何らかの不安定さを与えるとの
    理由からだ。
    その点に関してはベッケンバウアー前ドイツ代表監督の経験談にも
    86年の準優勝した時には今回の岡田監督と同じ事をやりチームの
    結束にやや難があった。
    そこで次のイタリア大会では早めに登録メンバーを決め選手の
    代表を外れることに対する不安を無くし、チームの結束力を高める
    事に成功し、見事に優勝したという。

    私が想像するに外された選手の中で実際に当落線上にいたのは
    北沢ただ一人だったのではないだろうか。
    衰えの目立つカズには過去の功労者として最後のチャンスを。
    市川は御贔屓選手に経験を積ませる為にスイスに連れて行った
    しか思えないのだ。
    テレビの映像を観た限りでは岡田監督のやり方に予想していた事
    とは言え各選手のショックは隠しきれない物であった。
    また、メンバーの決定前も当落線上にいた選手の心中は決して
    穏やか・・・どころかかなり不安定だったであろう事は想像に
    難くない。 そんな状況でも練習に集中するのがプロであるとの
    考えもあろうが集中できる状況を作るのもまたプロの監督の重要な
    仕事の一つであると言える。

    しかし、今回の事でドーハ組を中心としたJ第一世代から次の世代
    (アトランタ組とでも言おうか)への時代の移り変わりを感じた
    のは私だけでは無いだろう。
    果たしてこの世代交代によって世界との差は縮まっているのだ
    ろうか。
    救いとも思えるのが超が付く努力家のカズからエースの座を引き
    継いだのが負けず劣らず勉強家で努力家の中田である事だ。

  • 98年6月2日(火)

     先日、新宿に出たついでにW杯観戦旅行用にリュックとフィルムを
    買った。
    時間が無かったので適当にリュックは適度にでかいのを(登山用の
    でかいリュックは持っているのだがそれではちょっと大袈裟過ぎる
    ので)500円だけ値切って、フィルムはヨドバシカメラで
    ”お買い得”とか書いてあったヤツを買った。

     そして今日、三件茶屋のディスカウントショップに恒例の食料の
    買い出しに出かけた。
    そして何の気無しにリュック等の売場を覗いてみると何と私が
    買ったリュックが私が買った値段より千円以上安く売ってるでは
    ないか。しかも私が買った店では私の気に入る色は無かったので
    渋々黒のヤツを買ったのだが三茶のその店にはあまり格好良いとは
    言えないが私が買ったのよりはまだマシな赤い色のヤツが売って
    いたのだ。
    更にフィルムも私が買った値段よりこれまた千円程安く売っている
    ではないか。安くねえじゃねえかヨドバシカメラ!
    何という事だ、合わせて二千円余りも余計に金を払った事になるでは
    ないか。しかもリュックの色のことも考えるとブツブツブツ・・・・
    三茶のディスカウントショップの事をすっかり忘れていた私の敗北と
    言わねばなるまい。

    私が15年以上愛用していたナイフが行方不明になってしまったので
    旅行やその他あると何かと便利なので安いのを一つ買う事にした。
    売り場に行くと「18歳未満の方にはお売りしません」との張り紙が
    してある。最近のナイフを使った事件のせいだと思われるのだが
    相変わらす短絡的だなあ等と思ってしまう。
    金属バットによる撲殺事件でも起これば金属バットはは18歳未満
    には売らなくなるのだろうか?
    現在の子供がどうなのかは良く分からないが私は小学生の頃から
    「肥後守神」(確かこんな名前だったような気がする)とか言う
    折り畳み式の小刀をいつも持っていた。学校では鉛筆を削ったり
    遊びの時にはもっと役に立った。竹とんぼを作り木を切ったり釣り
    糸を切ったり紙を切ったり果物の皮を剥いたりetc・・・
    さすがにでっかいサバイバルナイフを中学に自慢しに持って行った
    時には先生に没収されたけどね。
    ナイフでは無いけど文房具屋で売っている小さい折り畳み式の
    カッターはみんな持っていたと記憶している。それで授業中に
    消しゴムを切り刻んで遊んでいたのだ。
    まあ、あれで刺殺するのは難しいかも知れないけどね。

    私はコレクターでこそ無いのだが、道具としてのナイフの持つ
    シンプルな機能美は好きだ。
    確かに凶器にも成りうるがナイフは元々ただの道具なのだ。
    だからこそ凶器としての存在感しか感じられないバタフライナイフ
    というのは機能美に欠けるヘボいデザインに見えてしまうのだ。
    (実際使ったことがあるが握りもブレードの形もはっきり言って
    使い難かった)
    でも小僧からはそれが格好良く見えるのだろう。

    兎に角最近の事件を以前から容易に手に入れることの出来た
    ナイフのせいにするのは筋違いなのではないかな。
    みんな分かっているのだとは思うけどね。

    しかし渋谷で若者とちょっといざこざがあった時、若者がナイフを
    出して来たので泡食って逃げたという話を聞いたりすると
    「やっぱり馬鹿に凶器(になる物)を持たしちゃいかんな〜」とも
    思ってしまうのもまた事実だ。

    一部の馬鹿者の為にまともな人まで窮屈な思いをしなければ
    ならなくなってしまうのは毎度の事ながら釈然としない物がある。
    日本は犯罪者に対して甘過ぎるように思う。もっと犯罪に対する
    刑罰を重くして欲しいものだ。
    取りあえず喧嘩にナイフを出したらそれだけで殺人未遂で5年は
    ぶち込む位はして欲しいものだ。

  • 98年5月26日(火)

     しかし何だったのだろう。
    今週の週末は久しぶりに休みが取れた。  のだが
    日曜日の未明にいきなりインターネットに接続できなくなって
    しまったのだ。
    最初はプロバイダの回線が混んでいるのかと思ったが(まあ実際かなり
    混雑しているので何通も苦情メールを送ってはいるのだが・・・)
    どう考えても混んでるとは考えられない早朝でも接続出来ない。
    プロバイダのせいかとも思ったがモバイルギアでメールチェックをして
    みたらちゃんと接続出来たのでプロバイダが原因では無さそうだ。
    色々とTAの設定もいじってみるが効果無し。
    それどころか他にも色々と不具合が噴出してくる始末だ。

    業を煮やしてOSをインストゥールし直す事にした。
    しかしアプリ、ドライバ類の管理が杜撰なため環境の再構築には
    予想外に手間取ってしまった。
    しかも自らのミスとMOのメディアの不良のために大事なファイルを
    消してしまうというちょんぼも・・・
    これだけ大騒ぎしても状況は相変わらず接続出来ない。
    PC本体(シリアル)に問題は無いのかと依然使っていたモデムを
    引っぱり出してきて繋げたところ問題無く接続出来た。
    くっそーOS入れ直す前に試すべきだったぜ。

    もし今日が雨でなかったっら、もし今日友人にテニスに誘われて
    いなかったら(雨の中やったよ、びしょ濡れになりながら)桜新町の
    NECのサービスセンターに行っていただろう。
    そうなれば一週間は我が家の電話は全く使えなくなるという事態に
    陥っていた筈である。
    幸か不幸かテニスが終わり家に帰る頃になると土砂降りとなり昨日の
    天気予報(午後から雨はあがると言っていた)を信じていた私は傘を
    持たずに行った為、更に全身びしょ濡れになりサービスセンターに
    行こうなどという気は消し飛んでいたのである。
    冷えた体を風呂で温め藁をも掴む思いと言うか半ば自棄糞になり
    ながらTAの設定を(TA本体、ドライバ、OS等々・・・)色々と
    いじってみた。
    何度接続を試みたか何処をどう弄ったかもう訳が分からなくなった頃
    いきなり接続出来た!

    結果オーライというのか、まあ動いたから良かったが結局原因は
    分からなかった。
    また同じ症状に見舞われる恐怖を感じながらこれからもこのマシンを
    使っていくのだろう。

    このお陰で折角の休みが潰れてしまった事は言うまでもない。

  • 98年5月22日(金)

     近所のスーパーで安売りしていたのでゴーヤ(苦瓜)を買った。
    ウン年振りに作ったゴーヤチャンプルーは味付けとか忘れてしまって
    いた為味付けは適当だがやはり美味い!
    独特の青臭さと強烈な苦みの為に子供の頃は嫌いだったが現在ではその
    強烈な苦みこそが魅力に感じられるのだ。不思議なものである。
    まだ残りはあるので色々と調理法を変えて楽しんでみよう。
    取り合えず明日は茸と一緒に鰹節と醤油で合えよう。

    思えば私はジンが好きなのだが、これも結構癖がある酒である。
    最初に買ったときはただ単に安かったから買ってその松ヤニ臭さに抵抗を
    感じたのだが慣れるとこれがなかなかどうしてたまらなく魅力的な香りに
    感じられてしまうのだ。
    無論ストレートで飲むのだ、あの鼻を突く香りと喉から胃にかけてが焼ける
    ような感覚が癖になる。最近は酒を控えるようにしているがこんな事を
    書いているとまた飲みたくなってしまうので止めておこう。
    でもゴーヤとも合いそうだな。・・・・・いかんいかん

    未だ一度しか食った事が無いのだが以前水産大学に通っていた幼なじみが
    学校で作ったと言ってくれた手製のスモークサーモンが忘れられない。
    それは市販のスモークサーモンとは比べ物にならない程煙臭く、水分も
    少ないこれこそが正しい薫製なのではないかと私は思っている。
    何故なら元々薫製とは保存のための調理法なのだから水分は飛ばした方が
    保存には向いてる筈だと思うから。
    兎に角それは干物のように水分が少なくかなりワイルドな味なのだが
    それがまた堪らない魅力なのだ。
    当時は私は殆ど酒は飲まなかったのでおやつに食っていただけだが今にして
    思えばバーボン当たりと結構合うのではないかな?
    ただ、手に入れようと思ったら自分で作るしかないのかも知れないが・・・
    今のアパートに住んでる限りは無理だな。以前くさやの干物をアパートで
    焼いた時、仕事で一週間部屋を空けて帰って玄関を開けた途端例の臭いが
    圧力さえ感じるほどの勢いで臭って来た程だから。味は美味いんだけどね。

    しかし先のチーズといいよくよく癖の強い食べ物が好きなのだな私は。
    そういう意味では最近の野菜は以前の物に比べて癖が無くなり物足りなく
    感じるのは私だけでは無い筈。
    セロリを筆頭にトマト、ほうれん草、人参等々・・・美味い野菜が食いたい。

  • 98年5月15日(金)

     先週テレビでやっていた”二輪WGPスペインGPダイジェスト”で”君は
    若井伸之を覚えているか”といった小特集をやっていた。
    私はほんの少しだが彼とは縁があったので観ていてやや感傷的になって
    しまった。
    若井伸之とは5年前スペインのハラマサーキットにて二輪の世界グランプリの
    予選中ピットロードに飛び出した招待客のために転倒するという事故と
    呼ぶには余りに不運な最期を遂げたライダーである。
    私の稚拙な言葉が彼を貶めることの無きよう私の思いを書く事としよう。
    彼について最も印象に残っているのは一緒に飲んだ際、同席した人がした
    「若井さんが”これだけは誰にも負けない”という物があったら教えて下さい」
    という質問に「世渡り上手ですかね」と言って笑ったのだ。
    それまでの会話で彼の気さくさと誠実さは感じていたが、この一言で私は彼に
    惚れた。 信用できる男だと。
    実際彼を知る者で彼を悪く言う者は居ないだろう。
    サーキットで会った時も向こうから声を掛けてくれ、彼の隣にいた上田昇という
    GPライダーに私を紹介してくれた。(上田昇もまた気さくな好漢であった)

    しかし、自らを「世渡り上手」と言える者はそうは居ない。
    おそらくちょっとした洒落と照れもあっての言葉なのだろう。
    そんな彼のセンスが羨ましくさえ感じた。

  • 彼のライディングはかなり特異で
    バイクを誰よりも深くバンクさせ
    身体を更に深くハングオフ
    させる為時にはコーナーリング
    中に肘(!)を路面に擦らせる
    事もある程であった。
    また、世界グランプリの魅力は
    速いライダーとバトル出来る
    事であると言う彼は時に
    アグレッシブに責めすぎ
    先輩ライダーに対し危険な
    アタックを仕掛けレース後に
    詰め寄られるといった事も
    あったという。
    「あの時は凄い形相で
    怖かったなー、でもあれは
    自分が悪かったんだけど」
    と言っていた。

    現在二輪の世界GPでは日本人が大勢活躍している。
    彼は上田昇、坂田和人と並びその先駆となった一人といって良いだろう。
    彼等がそれまでの日本と世界の壁を一気に飛び越えたのだ。
    上記の二人に比べればリザルトは地味であったが周囲の評価は決して劣る
    物では無かった。
    125ccから250ccへステップアップ、しかもワークスチームに入り
    これからと言う時に彼は死んでしまったのだ。
    しかし今年、彼の友人達は世界チャンピオンの有力候補だ。
    彼等は口々に若井君のことは決して忘れないと言っていた。
    私も決して忘れないだろう、そして彼の友人達を応援し続けよう。

  • 98年5月9日(土)

     サッカーくじはどうやら2000年から実施されそうな感じである。
    サッカーもギャンブルも好きな私にとってサッカーくじは魅力的な物である。
    が、しかしやり方が気にくわない。
    こういった物を日本でやるからにはこういったシステム、つまりお役所管轄の
    外部法人。今回の場合文部省管轄になるわけですね。
    イギリスのブックメーカーように胴元は民間であるとか、イタリアのように
    オリンピック協会といったように政治であるとか役所であるとかから
    ある程度距離のある団体がちゃんと独自性と責任を持ってやるのなら良い
    のだがよりによって今回は青少年の育成が管轄の文部省が19歳未満は
    購入禁止の産業の胴元をやるという、もはやギャグとしか言えないだろう。

    文部省に決まる前には幾つかの省庁が胴元の名乗りを上げていたが何故
    彼等はそんなにやりたがるのか。
    言うまでもな公営ギャンブルの胴元はリスク無く莫大な利益を生み出すのだ。
    運営する法人は当然最近流行の天下り先となる。
    表だった収益金の使い道、スポーツの振興であるとか国庫に入るとかが
    勿論殆どであるが、得体の知れない経費が役人であるとか政治家に
    流れ込んで行くのは疑いようのないことであろう。
    最近では結構クリーンなイメージが定着しているJRAも通産省絡みで
    かなり酷い暴利を貪っているのだ。
    無論宝くじに因る利益も得体の知れない公益法人等に流れ込んでいるのは
    言うまでもない

    ニュース等ではサッカーくじをギャンブルと捉えているようだが、
    ギャンブルと呼ぶにはあまりにテラ銭が高すぎるのではないだろうか。
    むしろ宝くじに近いだろう。
    (宝くじもギャンブルの一つと捉えるのならそれも良いのだが)
    元々日本の公営のギャンブルはテラ銭が高過ぎるのだ。
    あの丁半博打でさえテラ銭は5%なのに競輪競馬等は何と25%である。
    これは間違いなく世界でも最高水準の部類に入るのだ。
    ボロい商売をしてるよホント。

    婦人団体のヒステリックな反対意見は現状認識があまりに無さ過ぎるので
    滑稽ですらあるのだが・・・・
    この辺りに関してはポルノの規制に関する意見も同様で、その的外れな
    論理に知性を疑ってしまう。
    まあ、あの筑紫哲也でさえサッカーくじやギャンブル関する意見は勉強不足
    なのではと思わせた(ギャンブルが人にどのような影響を与えるか)位なの
    だから仕方ないのかな。

  • 98年5月7日(木)

     ロックバンドX−JAPANのギタリスト(名前忘れた)が自殺したらしい。
    テレビで通夜の画面が流れていたが多くのファンが買うと結構高そうな花束を
    持っていた。
    大泣きしていた者も居た。
    まあ、彼等の気持ちは分からないでもない。
    私も子供の頃飼っていた小鳥を近所の野良猫に食われた時は大泣きした。
    ちょっと違うか。
    しかし予想された事とはいえ後追い自殺(未遂?)までする物が何人かいた
    ってのはねえ。

    尾崎豊が死んだ時も思ったがそれだけ入れ込める物があるというのはある種の
    羨ましさを感じてしまうと同時に怖さも感じる。
    宗教や恋愛も同じなのだが周りが見えなくなる程、のめり込む程本人は
    気持ち良くなるのだ。
    昔から現実には多くの情報が溢れている。そして少なからずの情報は苦痛を
    伴う。 これらを全て真正面から受け止めていたらたまらないだろう。
    そこで人はそれらの情報を忘れたり現実逃避する事によってガス抜きをする
    のだ。
    現実逃避という言葉は少なからず否定的に語られるが私は決して否定的には
    捉えてはいない。
    まあ、商売が商売なだけに当然ではあるけどね。
    ガス抜きは必要だよ。
    ガス抜き程度で済むのならまだしもそれ以上、生活の中心となってまで
    しまうとねえ・・・まあ、そこまでのめり込むから楽しいってのも在る
    けどね。
    本人達は楽しかったのだろうな、そこまでのめり込めて。
    端から見てると結構不気味なんだけどね。
    近くにその類の人間が居たら迷惑だから近づかないようにしよう。

    いろんな人が居るね。

  • 98年5月1日(金)

     私は6月にワールドカップを観に行く、そこで敵情視察の為にビックサイトで
    やっている”フランス祭”に行ってきた。
    第一印象は「良くも悪くも予想通りだな」ってとこであった。
    デパートの催事場でやっている物産展のちょっと大げさなヤツってところだ

    一度ぐるっと回ってみた後、最も重要な課題に取り掛かった、
    昨夜、フランスのホテルに予約のFAXを送り、返事が返ってきたは良いが
    フランス語のため何が書いてあるのかさっぱり分からないのだ。
    そこでここに来ればフランス語の分かる人は沢山居るから訳して貰おうと
    いうのだ。
    ちなみにこちらから送ったFAXは旅行案内書のフォームに沿って書いた物
    だったので何とかなった。
    それぞれのブースにいるフランス人と思わしき人はやはり接客に忙しそうだ
    日本語が喋れない人も結構居る、なかなか都合の良さそうな人は居ない
    もんだ等と考えながらぶらついていると、主催者の関係と思わしき女の人が
    受付みたいなところに座っている、今はちょうど客も居なさそうだ。
    しかも結構美人だ、どうせ聞くなら美人の方が良いに決まってる、さっき
    日本人と喋っていたみたいだからきっと日本語も喋れるだろう。
    って事で話し掛けてみた。
    事情を話すと「そのFAXを見せて下さい」と日本語で。
    彼女の隣に座って居た同じく主催社関係らしい日本人の親父は面倒そうな
    目で私を見る。
    「お前に聞いてるんじゃねえよ、このお姉ちゃんと話してるんだからお前は
    黙ってろ」等と思いつつも「すいません、手間は取らせません」
    と言っておく。
    ちょうど親父に客が来たので邪魔者は去った。
    彼女はFAXを訳してくれただけでなく、返信用の文も書いてくれたのだ。
    「有り難う御座いました、メルシーボクー」と言うと彼女は笑顔で
    「どういたしまして」と日本語で返し、戻ってきた親父も一緒に「良い旅を」
    と言った類の言葉を掛けてくれ分かれた。
    何だ、親父も結構良いヤツじゃん。

    さて、最重要課題も済ませたことだし今流行のワイン&チーズの試食と
    いきますか。
    恥ずかしながら私は今日まで本場のチーズという物は食した事が無かった。
    青カビ/白カビチーズなんて私にとって下手物の類だった。
    が、食ってみると旨いのだ。
    比較的癖のない物よりやや癖の強い物の方がいい感じに思えるのだ。
    ちょっとヨーグルトっぽいクリームチーズや山羊の乳から作ったチーズも
    また美味である。
    そしてペッパーやガーリックが入っているチーズは予想外のHIT!
    やるじゃんフランス人。
    今日まで私はどちらかと言うと白ワインが好きだったが180度考えが
    変わりました。
    辛口好きなのは以前と一緒ですが赤ワインの、しかも渋みの強いヤツが
    気に入りました。
    しかし情けないことにチーズもワインも銘柄を全然覚えてこなかったのだ。

    やはり焼きたてのフランスパンはめちゃめちゃ旨かったが不満もあった。
    ワールドカップに関する物がほとんど無かったのだ。
    かろうじてアディダスのブースにアディダスの契約選手の紹介や歴代の
    サッカーシューズが展示してあった程度。
    ワールドカップの関係者は一ヶ月後に控えた本番の準備に忙しくてこんな
    物に関わっている暇は無いって事なのだろうか。
    更にツール・ド・フランスの情報は全く、ツールのツの字も無かったのだ。
    元々物産展みたいなイベントなので仕方が無いのかも知れないけど
    折角”フランス祭”と銘打ってこんなでかい会場で開催するのだから・・・
    私にとっては”ツールの国”ってのがフランスの最大の魅力なのですから。

    幸か不幸かいつもの如く今日もお金は殆ど持っていなかった。
    持っていたらその殆どはワインとチーズに化けていただろう。
    だが折角来て手ぶらで帰るのもしゃくなので”ガーリックチーズと安い
    ワインを一本買ってきた。
    勿論、今それらを食しながらキーボードを叩いている。
    間もなくそれらは全て胃袋の中に収納されてしまうだろう。

    それではBonne nuit(お休みなさい)

  • 98年4月24日(金)

     テニス、スキー、草野球、その他スポーツの為にコンタクトレンズを買った。
    使い捨てのヤツだ。
    最近友人に「眼鏡してない方が賢そうに見える」と煽てられて・・・
    無いよなあ。 (今は賢そうには見えないって事じゃん。)
    まあ、そんなこんなで買ってみる気になったのだ。
    が、意外に私は乱視が強いらしくてコンタクトでは眼鏡ほどの矯正は
    出来なかった。
    現在使ってる眼鏡もいい加減度が狂ってきているのだが、購入したコンタクトは
    それより更に度が狂っているのだ。
    これでは当初目的の一つだったサッカー観戦には使え無いなあ、
    無駄な買い物してしまったかも知れない・・・

    試しにテニスをする時使ってみた、当初在った違和感も慣れると意外と気に
    ならない物だ。
    眼鏡がずり落ちるのをいちいち直さないで済むてのが何よりだ。
    しかし、だからといってテニスが上達するわけではない。
    そこが悲しいところなのだが まあ、当然だわな。

    まあ、スキーの時とかサングラス、ゴーグルが使えるって事で良しとするか?

  • 98年4月16日(木)  上野 俊明

     ここ最近、上の階の住人の生活態度が悪くなっていた。
    決められた日以外にゴミを出す、深夜に大音響で音楽を聴く、深夜に
    掃除機を掛ける等・・・
    いい加減頭に来ていたので、次にやったら文句を言ってやろうと思い
    ながらも数日間仕事の為家を空け、帰って来たら引っ越してやがった。
    しかも我が家のBSアンテナをひん曲げたままで・・・
    そういえばこの前に住んでいたヤツも引っ越して出た時、アンテナを曲げ、
    更にトイレの水道管まで壊したまま出て行きやがった。
    お陰で天井から水は落ちてくるし、止めたと思ったら今度はカビが生えて
    アレルギーのある私は偉い目に遭ったのを覚えてる。

     まあ、迷惑な人が居なくなったという意味では良いのだが。
    今にして思えば「どうせもうすぐ出ていくのだから、周りの人に迷惑を
    掛けても構わない」との思いがあったのではないだろうか。
    更に今日、何故か私のポストに入っていたphsの通話料の請求書、私は
    phsを持っていないので不審に思い、よく見ると上の階に居た人への
    物である。
    どうやら通話料を滞納したまま銀行口座も閉め、引っ越してしまったようだ。
    「立つ鳥後濁さず」と言う言葉があるが、この場合正反対だ。
    彼等にしてみれば「旅の恥は掻き捨て」ってなもんなのであろうが、他の
    人にしてみればいい迷惑である。

    先日友人と話していて彼が「半径5メートルに居る人に対しては気も使うけど
    公衆道徳とかそういった事は考える事が出来ない」と言ったことに対しえらく
    腹が立った。
    正直言ってぶん殴りたいと思う程であったが、話をしていたのは仕事場だった
    ので他の人の迷惑になってはいけないと思い我慢した。
     こういう考えの人は少なく無い事ぐらいは知っている。
    むしろ大多数だろう。
     だが、彼を含め殆どの人は考える事が出来ないのでは無く、ただ単に面倒
    だから思考を放棄してるに過ぎないのだと私は思う。
    本当に考えられない真の馬鹿も居なくは無いだろうが・・・

     彼等は気付いているのだろうか、そういった考えはあの豊島をゴミで埋め
    尽くし、毒の島にしてしまった業者と同じ根っこに在ると云うことを・・・

  • 98年4月8日(水)

     数日前、仕事中にちょっと納得のいかない指定を受けイライラしていた。
    自分でも分かる程イライラオーラを出していたので「これはちょっとやばいな
    ちょっとした事でも他人にあたってしまいそうだし、第一こんなにイライラ
    したオーラを発散していたら周りの人も迷惑だろう。」と思い気分転換に
    ジュースを買いに外に出た。
    やや不便ではあるが気分転換をするには好都合なことにジュースの自動販売機
    は仕事場からは少し離れていた。
    そして道の途中にある寺では桜が満開だったのだ。

     屋内で仕事している自分が惨めになるほどのポカポカの陽気、雲一つ無い
    晴天と見事に咲き誇った桜。
     これで酒でもあれば最高だったのですがその時は仕事中。
    ほんの数分足を止めて桜を眺めて我慢しました。
    たったそれだけでも先程までのイライラした気分は吹き飛んで気分良く仕事に
    向かえたのでした。

     改めて花の持つ「気分を落ち着ける」という効能を感じてしまった。
    勿論外の空気を吸い、心地よい風に当たるといった事に依ることも少なく
    なかったんでしょうがけど。
     ただ単に私が単純なだけかも知れませんけどね。

  • 98年4月2日(木)

     何年か振りに中島みゆきのコンサートに行った。
    久しぶりに聞いた彼女の生の歌声、そのパワー、感情表現はやはり
    素晴らしい物であった。
    いや、以前より増したようにさえ感じる。

     3月の18日にニューアルバム「私の子供になりなさい」が出たばかり
    なのだがむしろ過去の曲が中心となる選曲に思われた。
    「夜会」で歌われた曲もあり、中にはデビューアルバムに収録されていた
    曲もあるという良く言えばバラエティに富んだ、悪く言えば散漫な感じさえ
    しそうな選曲なのだがそんな事はどうでも良くなる感動を受けたのでOK!
    って言うか私の大好きな曲を沢山歌ってくれたのが何より嬉しかったのだ。

    ただ、アルバムのタイトル曲であるところの「私の子供になりなさい」
    が歌われなかったのが意外であると共に残念でもある。
    何故なら同曲はアルバムの中では最も気に入っていた曲なのだ。

    ここ数年は必ず行っていた年末の”夜会”なのだが諸々の事情により
    昨年は行き損ねていたのだ。
     そのため今回のコンサートは是非とも行きたかったのでチケット予約の
    電話も仕事場から掛けたし当日も仕事を途中で抜けさせて貰うという
    強行手段を取ったのだ。
    仕事場の皆さんごめんなさい。

    素晴らしい表現、創作物を見るとこちらもパワーを貰ったような気になり
    創作意欲が沸々と沸いてくるのです。
    出来ることならすぐに家に帰って自作の創作に取り掛かりたかったが
    そうも言ってられない状況にあったので泣く泣く他の仕事に取り掛かった
    のだ。

    PS.「夜会」は本年末で10年となり終了かとの話もありましたが以降は
       不定期ながらも続けては行くそうです。 良かった良かった。
       でも、チケットは更にプラチナペーパーになってしまうかも
       知れませんね。  


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