■さらに過去の散文■
  • 4月16日(金)

    皆さんは”Number”と言う雑誌をご存じだろうか?
    正確には「Sports Graphic Number」と言う。
    号毎に違った題材の特集を組み、多くのスペシャリストを
    採用しての多彩なその記事の質は他の追随を許さぬ
    名実共に日本一の総合スポーツ雑誌である。
    ちなみに私が掲載を目標としている雑誌の一つでもある。
    残念ながら私には文才は無いのでイラストの掲載を目標と
    していることは以前にもこの「散文」で書いているので
    ご存じの方も居るかも知れませんね。

    それでは”ゼッケン”という雑誌をご存じでしょうか?
    つい最近創刊された週間総合スポーツ雑誌のようです。
    総合スポーツオタクを自認する私としては迂闊だったのですが
    先日地下鉄の車内吊り広告で第三号の広告を見るまではその
    存在すら知りませんでした。
    第一人者の「Number」に対し「ゼッケン」とは冗談
    なのか本気なのか・・・
    一瞬「Number」の増刊かも?と思ってよく見ると
    産経スポーツ新聞社刊と書いているではないですか。

    しょうも無いセンスだなと思いながらも「これをチェックせずは
    総合スポーツオタクの名折れ」とばかりに早速チェックして
    みました。
    プロ野球が開幕したばかり、しかもスポーツ新聞の記者は殆ど
    野球しか知らない(上野的偏見)と言うこともあったせいか
    多くのスペースを野球に割いていたのはある意味当然だった。
    他にもサッカー、格闘技、等々・・・
    一通り目を通してみたが「・・・・・・」

    第一印象としては「薄い!」記事の内容が薄いのだ。
    一応色んなジャンルのスポーツを扱い、それなりのペ−ジ数は
    稼いではいるのだが、それぞれの記事に読み応えがあまりに
    無さ過ぎるのだ。
    「女性アスリートを女として撮る」みたいな感じのしょうも無い
    企画があったりもするのだが、雑誌としてのコンゼプトは全然
    見えてこない。
    殆どの記事が単なるページ合わせにしか過ぎない。
    技術論でも良い、人情話でも良い、その競技、選手に対する愛情を
    悲しみを、怒りを、そして素晴らしさを。
    それぞれのスポーツのシーンを通してライターなりに解釈した、
    或いは読者に伝えたい何かが殆ど感じられないのだ。

    「週間の総合スポーツ雑誌」というのは企画としては悪くない。
    ただ、間違いなく言えるのは「ライターの質が低い!」と言う
    ことである。
    元々少ない人材を集めることが出来なかったのだろうことは
    容易に想像が付く。
    「Number」の競合誌としてこの雑誌には成功して欲しい。
    ライバル同士切磋琢磨し、競い合ってこそお互いの成長が
    より見込めるというものであろう。
    今でこそ拙いライター達も場数を踏んで自分なりの切り口を見付け
    出して一丁前になっていくのではないかと・・・・
    ただ、こんな退屈な雑誌を買い支えてくれる優しい読者はどれだけ
    居るのだろうか?
    いくら応援したいと思っていても、私には詰まらない雑誌を買い
    支えるような経済的余裕はない。
    しかし、確かにあんなにしょうも無いスポーツ新聞は結構売れている
    という事実は無視できないな。
    多くの人はスポーツの情報に飢えているのだろうか?
    少なくとも私は飢えている。
    欧米に比べれば我が国の文化としてのスポーツは殆ど石器時代と
    言っても過言では無いだろう。
    J−リーグのオーナー連中とかね。
    (彼等に競技に対する愛情は殆ど見受けられない。)

    別にこの雑誌をきっかけにと言う訳でも無いが、この国にもう少し
    マシな文化が根付いてくれることを切に願います。
    スポーツに限らずね

  • 4月10日(土)

    私ははっきり言って「臭い物には蓋」とか「なあなあ」で済ます
    というのが嫌いな質だ。
    何事にも出来るだけはっきりと白黒カタを付けておきたいのだ。
    私が正しいと思う物事を説得するためには結構粘り強くもなれる。
    時に感情的になり、相手を叩きのめす方向にパッションが逸れて
    しまうことがままあるのが私の大いなる欠点でもある。
    この性癖の為にトラブルの元となることもたまにある。
    困ったモンだ。
    言葉が通じない人が居るってのを知ってかなりマイルドになった
    と友人Tに言われた最近だが、ちょっとね・・・

    私の友人にM氏という人が居るのだが、彼が彼の持っているHPの
    伝言板上で「自分のHPに張り付けた某マンガのキャラクター
    グッズの写真に版元の出版社から文句を付けられた」と憤っていた。
    更に「徹底抗戦する」だの弁護士に相談しただの息巻いていた。
    弁護士に相談したのは悪いアイデアでは無いと思う。
    現実を知る上でかなり理に適った行動だろう。
    が、どんな説明を受けたのか、私がその書き込みを初めて見た
    段階では全くと言っていい程理解していなかったように見えた。
    或いは理屈より憤りが先に立っていたのか?

    私は元々著作物のパロディに関してあまり好意的な印象を持って
    いなかったので、何処までが法的に許されることなのか、
    或いは私はパロディに対しどの様なスタンスを保つべきか
    といった事を明確にするために以前著作権に関する文章を探し、
    私なりに勉強をした。
    インターネットを始めてから、HPの公開を始めてからは勿論その
    方面でも勉強した。
    これは私が被害者になるのは勿論だが、それ以上に加害者になる
    愚を犯さないためにもルールは知っておくべきだと思った
    からである。

    予想はしていたが、私の知る著作権というルールにおいてWEB上
    というのはかなりの無法地帯である。
    個人のHPにおいてはかなりの割合で著作権侵害が横行している。
    まあ、殆どがいわば「駄菓子屋の万引き」レベルで自覚、認識は
    していない様だ。
    文句を言われることも殆ど無いしね。
    それに犯罪ってのは訴えられて初めて発生する物だから・・・・
    だからこそM氏も出版社からの警告メールを貰ってびっくり
    したのだろう。
    自分のしている行為が著作権侵害に該当するとは思っても
    いなかったから・・・・
    あるいは「何でこんな些事にそんなにうるさく言うのだ?」
    と思ったのかも知れない。
    当初の書き込みでは「言いがかりを付けられた」とのニュアンスさえ
    感じられたので「出版社の言い分は狭量ではあるが、法的な根拠は
    ある。非はあなたにあります」と言った類の意味の言葉でたしなめた。

    私が言うまでもなくM氏は納得はしていなくとも理性を持って警告文に
    従ってファイルは既に削除していたようだ。
    この時点、正確にはこれ以前からだが私の神経を逆撫でしたのは
    M氏の尻馬に乗って暴論を撒き散らかしていたT氏の発言であった。
    曰く「WEB上に掲載するという行為と放送という行為を同一視
    するのはおかしい」
    多分HPを制作している人でこの様に思っている人は少なくないの
    でしょうね。
    ちょっと構造を考えれば理解できる事なのですがね。
    WEBと放送の相似点は乱暴に言ってしまえば、受信しようとする
    行為をしなければ見れない。 
    が、受信しようとすれば誰でも見れる。
    という物です。
    この受信しようとする行為とはラジオ、テレビなら周波数を合わせる
    という行為ですね。WEBならURLを打ち込むという行為が
    それと同様の意味を持ちます。

    「キャラクターグッズを持った子供をWEB上で>発表したら
    著作権侵害に引っ掛かるのか?」
    確かにこんな事で版元が訴えれば単なる言いがかりですね。
    これは逃げ道として使うことが出来る方法ではあります。
    要はどっちが主役として意図された物かって事ですね。
    分かり易く言えばグッズの大きさの比較対照として子供を横に
    立たせれたのであれば引っかかりますが、”グッズを持った子供”を
    見せるために撮った物であれば全く問題はありません。
    実に簡単です。

    次の暴論には無知も此処まで来れば大した物だと今にして思えば
    感心さえしてしまいますね。
    書き込みを観た当初は頭がクラクラしましたが・・・
    彼曰く「同一物を作って販売しなければ複製権侵害にはならない」
    と言うのです。
    法的には写真は勿論、キャラクターの似顔絵も複製物に該当します。
    じゃあ、子供がドラえもんの似顔絵を描いたら著作権侵害になるの?
    なんて言い出す人が居そうですね。
    しかし、この場合は個人で楽しむ範囲内という基準の元に複製行為は
    保証されているのです。
    従ってCDをMDにダビングして聞くことも当然問題無し!
    最近流行のMP3にしても、CDのデータをMP3に変換することには
    全く問題はありませんが、WEB上にUPしたら・・・
    言うまでもありませんね。
    基本的に配布、公表さえしなければ何をしても良いんですよ。

    ただ、彼の言う次の言葉は実に正論なのですよ。
    「正規品を買ったのだから誰に見せようといくらで売ろうと勝手、
    販売元が著作権云々をいう筋合いはない」
    しかし、ここで問題になるのはWEB上で公開されるのはオリジナルの
    キャラクターグッズでは無くて、写真という複製品なのです。
    先程も言ったように複製品を作り、個人で所有し、楽しむ分には当然
    全く問題は無いのですがね・・・。」
    したがってWEB上でキャラクターグッズのカタログ販売やプレミアを
    付けての売買という行為には全く違法性はありません。
    この様な行為、或いは業者に対し、販売元が難癖を付ければやりように
    よっては逆に「公正取引法」に引っかかてしまいます。

    しまいに彼は「この件でどんどん大騒ぎをすれば朝日新聞系のマスコミが
    取り上げてくれるだろう」なんて・・・・
    確かに取り上げてくれるかも知れませんが、見出しはこんな所でしょうか
    「インターネットは著作権無法地帯・・・」

    結局M氏,T氏共にちゃんと理解、納得したのかは不明。
    多分私の意見は単なる文句にしか見えなかったんだろうな。
    てな訳で伝言板で消化不良だったこともあってぐだぐだと愚痴っぽく
    なってしまいました。
    私としてはね、他人がHPに何を張り付けようが知ったこっちゃ
    無いのですが、せめてルールぐらいは知っておきなさいと言いたかった
    んですよ。
    それと、自分に都合の良い暴論って結構普及するんですよね。
    一部の宗教のように・・・

    伝言板での書き込みはリアルタイムだったので、もっと頭に来ていて
    スペース上ちゃんと書き込めないジレンマとかもあってT氏の人格攻撃
    となるような書き込みをしてしまったのは弁解の余地無しに私の
    ミステイク!
    もし、この書き込みを見掛けることがありましたら改めて
    お詫びいたします。

    ps.私の一方的な意見ばかり載せるのも不公平な感じがしますし、
    陰口のようにさえ見えてしまうのも不本意ですのでこのサイトのURLを
    彼等に知らせておきます。
    T氏、M氏に限らず反論、意見、感想等ありましたらメールで頂けると
    幸いです。
    ご要望とあれば如何なる文章であろうとメールの全文掲載も致しますので
    宜しくお願いします。

  • 4月4日(日)

    ああ〜〜〜〜っ、また無駄遣いをしてしまった。
    金も無いのにぃぃぃ!
    ずーっと家に籠もって一人で原稿を描いていたストレスが溜まって
    居たのだろうか?
    いや、そんな物は単なる言い訳で、分かり易く言えば
    単なる馬鹿!
    ってヤツで使いもしないモバイル環境を強化してしまった。
    大体一ヶ月分の食費位がすっ飛んだかな?
    そんな所に金を使うぐらいならメモリを買った方がまだ良かったんで
    ないかい?
    或いはCD−Rドライブを買うとか、何もハードを買うんじゃなくて
    ペインターのバージョンアップって手もある。
    そうだ、最近お気に入りのMILVAとピアソラのCDを買うってのも
    かなり良い選択だったような気がするぞ。
    ああーっ!ウチのMDデッキ壊れてたんだ。
    それを修理するのを最優先するべきだったじゃないか!!
    もう金無いよ・・・・
    いや、元々無いんだけどね。

    元のモバイル環境にそう大きな不満があった訳じゃないんだ。
    NECのモバイルギアmk−22って機種なんだけど、dosマシンで
    Eメール&ワープロマシンとして外泊した時とかに主に使っていた。
    仕事柄3日4日泊まり込みで仕事することが多いので重宝していたのだ
    まあ、漢字変換速度とかに不満が無いわけでは無かったが元々タイプの
    遅い私には充分実用に耐えうる物であった。
    何よりこのマシンの良いところはサイズが丁度良いのだ。
    テキストの打ち込みがメインなのでキーがあまり小さいと不便である。
    ブラインドタッチできるギリギリのキーサイズで、マシン全体もその
    サイズだから液晶画面もまあ、見やすいサイズだ。
    テキストを扱うには結構具合が良かった。
    144とは言えモデムも内蔵されていたしね。
    このモバイルギアを使う前に使っていたモバイル機器は
    IBMのThinkPad-220といって、B5ノートPCの走りで、結構な
    人気機種であった。
    基本的にDOS/Vマシンなので、カスタマイズしてなかなか
    使い勝手の良いマシンに仕上げ、出先からのパソコン通信等に活用して
    いたが、所詮は386マシンである。スピードにやや不満があった。
    結局仕事が変わったのをきっかけに売り払って現在のデスクトップ
    マシンの購入資金の一部に当てられた。

    その後フランスにW杯観戦に行くことが本決まりになり、フランスでの
    日記マシンとしての意味もあり、モバイルギアを買った。
    最初は中古でなるべく安く買うつもりだったが、秋葉原を歩き回ったら
    そこらの中古より安い値段で新品を売っている店を見つけたので迷う
    事無く購入。
    当初の予定通り、仕事場でフランスでと実に活躍してくれた。
    TGVの中でビジネスマンならまだしも小汚いバックパッカーが
    キーボードを叩いてる姿はさぞや異様に映ったことだろう。
    しかも液晶に映っているのは謎の文字(笑)
    仕事場ではほぼ毎週酒を飲みながらメールを打ち込んでいた。
    籠もりっ切りの仕事の中で、これが大きなストレス解消になったのは
    想像に難くないでしょ?

    その仕事も2月で終わったのでモバイルギアを立ち上げることも
    無くなっていたんだ。
    家に居るんだからデスクトップPCを使えば良いんだモンね。
    画面も大きいので当然見やすい。
    速いし、当然FEPも遙かに賢い。

    しかーし、何を思ったかモバイルギアをdos化して遊ぼうと思ったのが
    運の尽き。
    その為にはフラッシュメモリカードだとNiftyのボードを覗いてみると
    40MBの物が1万円で売りに出されている。
    私の希望としては10MBぐらいの容量のヤツを5千円未満で手に
    入れたいと考えていたのだから完全に予算オーバーである。
    しかし安い。
    迷った私は「この値段なら一日待てば売れてしまうだろう。もし明日
    メールを出して売れ残っていたら買おう」と運を天に任せた。
    売れ残っていたんですねぇ。
    結構いい加減な梱包で送られてきたそのカードは拍子抜けするほど
    あっさりと動作してしまった。
    そしてそこには40MBというdosモバイルギアで扱うにはあまりに
    広大なスペースが・・・
    何しろモバイルギアに元々内蔵されていたメモリの容量は2MBなのだ
    それでも決して狭いと感じることは無かったのだ。
    少なくとも私の使い方においては・・・・
    こんな広大なメモリを与えられたらもうdosで使うのなんか勿体ない。
    WindowsCEマシンが欲しくなってしまった訳ですね。
    CEマシンならホームページも閲覧出来るしね。
    この時の私の頭には何処でHPを閲覧するのかなんて疑問はは全く
    無かった。
    どんなCEマシンがあるのかなんて知識も無かった。
    「確かモバイルギア2がCEマシンだよな?」程度の知識しか
    無かった。

    インターネットで情報を集めると私の使用目的(?)にもっとも一致
    するマシンがNECのモバイルギア2R300という機種であると
    思われた。
    外で使うのにカラーである必要はない、現在持っているモバイルギア
    と同様アルカリ電池2本で30時間持つというのは大きな魅力だ。
    そしてキーボードのサイズは慣れた物だし・・・
    またNiftyの売買ボードを覗いてみる。
    ターゲットはモバイルギア2R300!
    結局予算オーバーではあったが、親切な方から譲って貰うことが
    出来た。
    ソフトのマニュアルが無いからと言ってバリューアップCDという
    オプションを付けてくれたり、WindowsCEのサイトを紹介して
    くれたりと親切にしてくれた。

    個人データをバックアップして以前のモバイルギアはやはりNiftyの
    売買ボードで売りに出した。
    まだ一週間ほど保証期間が残っているという妙なタイミングの
    このマシンは買値からの差額は何と約7千円のマイナスという
    少ない物で売却出来た。
    貢献度を考えれば信じ難いまでのコストパフォーマンスだ。
    しかも多数の購入希望のメールを頂いた。
    中には私の提示価格に上乗せすると言ってくれた人も・・・
    このメールを受け取った時には既に最初にメールを貰った人と
    交渉に入っていたので「もう少し待てばよかったかな?」
    と少しだけ後悔した。
    人気ある機種だったんだなぁ。と改めて感じてしまった。
    実際良いマシンだったしね。

    ニューマシンが届いて、まず感じたのが意外と厚みがあるな
    と言う物だった。
    前のモバイルギアに比べて大体1.2倍ぐらいの厚さだろうか。
    まあ、液晶がタッチパネルだし、バックライトが付いていることを
    考えると仕方ないのかな?
    PCカードスロットだけでなく、コンパクトフラッシュメモリーの
    スロットも付いているしな。
    立ち上げてみてまず感じたのが「以外と速い」という物だった。
    間違いなく前に使っていたモバイルギアより速い!
    そして操作や画面がWindows95と殆ど一緒なのでマニュアルが
    無くても何とかなるんじゃないかなって事だった。
    あと、バックライトのある機種って初めてなんだけどこれは良いね。
    見易いよ。

    ただ、タッチパネルは扱い易いんだけど、あまり好きじゃないな。
    特にテキストを扱う時はキーボードからなるべく手を離したくない
    Windowsのマウスもそうなんだけどね。
    まだよく調べていないから分からないけど、ショートカットキーを
    もっと充実させて欲しいな。
    今は取り敢えずアプリケーションの終了をショートカットキー一発で
    終了させたいな。
    あと、FEPがすげー馬鹿!
    間違いなく以前使っていたモバイルギアより馬鹿!
    まあ、アレは一応私が鍛えたからね。
    どうやらWindows95/98のMSIMEの辞書がそのまま使える
    らしいので今度移植しよう。

    しかし、未だ設定が上手くいかずインターネットには繋げないで
    いるんですねぇ。
    前のモバイルギアの時もインターネットへの接続には苦労
    したからなぁ・・・
    WindowsCEはオンラインソフトでカスタマイズするのがナイスな
    使い方らしいが、インターネットに繋げなければそれも適わない。
    第一、Eメールにさえ使えないじゃないか。
    つまりまっっっったく使えないって事だ。
    何とかしなければ!
    そしてシリアルケーブルも何とかしなければ。
    CEマシンはデスクトップとリンクさせてなんぼのマシン
    らしいからね。

    NECにソフトのマニュアルの事を聞いたら何と4、500円も
    するなんて抜かしやがった!
    ふざけるな!
    そんなに払えるか。
    って事でまずはインターネットで情報を集めて、それでも足り
    なければ本を買おうかな?
    4,500円はしないからね。

    しかし、何処でどうやって使うんだ?
    これ・・・・・

  • 3月7日(日)

    名付けて「99年最初の、出来れば最後であって欲しい
    最も不毛な時間の過ごし方」

    事の始まりは昨夜、テニス仲間の友人に「溝の口にある
    ディスカウントショップでル・コックのテニスシューズが千円で
    売ってるって広告に載っていたよ」と教えて貰ったことだった。
    彼は以前から私のテニスシューズが随分とくたびれている事を
    気に掛けてくれていたのだ。
    話半分にではあるが、その店の場所を聞いて「明日行ってみるよ」
    と言って別れた。
    ちなみに溝の口とは田園都市線とJR南武線の交差している
    所にあり、私の家からだと自転車でゆっくり走って30分と
    言ったところだろうか?

    そして今日、昼頃目が覚めたとき何か嫌な感じがした。
    外が何となく暗いのだ。
    もしかして、窓を開けると案の定雨が降っていた。
    今年に入ってから本当に雨が少なかったのだが、よりによって
    こんな時に降るなんて・・・
    ふと机の上を見ると大幅に遅れた原稿が積み重なっている。
    本来ならここで「よし、今日は神様が家で大人しく原稿を描け
    と言っているのだろう」と出掛けるのを止めるのだろうが
    今日の私はそうではなかった。
    テニスシューズが千円なんてそう無いぞ、それに折角教えて
    貰ったんだしなー。と出掛けることにしたのだ。
    これを世間では現実逃避とも言うらしい。

    ビニール傘を片手に自転車にまたがり、出掛けると湿度の
    高さが感じられ、「雨の日は杉花粉が飛ばないって聞いた
    ような気がするから、花粉症の人にとってはこの雨は天の
    恵みにも思えるんだろうな」等と思いながらゆっくりと
    ペダルを踏む。
    ちなみに私もかつては花粉症であった、しかも杉花粉だけで
    無く、ブタ草の花粉にまでアレルギーがあったので一年に
    二回も鼻水ズルズルの不愉快な日々を過ごさねばならなかった
    のだ。
    しかし、何が原因かは知らないがいつの間にか無くなって
    いたのだ。
    こんなケースもあるので花粉症の方々、希望は捨てないでね。

    5分も走ると早くも私は後悔し始めていた。
    外の気温はここ最近では無いほど低く、また雨はハンドルを
    握る手の体温を容赦なく奪い、指はかじかみ感覚はとうに
    失われている。
    雨が降った路面は視界が悪く、片手に傘を持っているため
    バランスは悪く、背中に妙な力が掛かり疲れる。
    そんなこんなでゆっくりとしか走れないのがまたストレスに
    かんじてしまう。
    しかし、私の行動の基本は「最初の一歩は思い付き、次の
    4歩は勢い、あとの95歩は意地」なのである。
    こんな行動パターンのために何度後悔したことか・・・

    二子玉川までは結構通い慣れた道である。
    が、その先多摩川を越えて神奈川県に入るとかなり未知の
    領域と言えるのでかなり不安に包まれながら走った。
    昨夜友人に聞いた道順は結構いい加減に聞いていたので
    「もっとちゃんと聞いておくべきだった」と後悔したのは
    言うまでもないが、対して迷うこともなく目的の
    ディスカウントショップに着いた。

    郊外にあるような大きなディスカウントショップに行ったのは
    久しぶりなのだが、こういうお店は楽しいね。
    丁度ナベとかフライパンとかのセールをやっていたので
    思わず欲しくなってしまったよ。
    でも雨の中を遙々こんな所までやって来たのはそんな物を
    買う為では無い。
    例の千円テニスシューズを買うべくスポーツ用品売り場に
    行く。ワゴンの上に「広告の品」と大きく書かれている。
    値段が値段だけに売り切れも覚悟していたのだがまだ結構
    あるようだ。
    「おお、これか。」と手に取って品をチェック。
    別におかしな物では無いようだ。と安心し、サイズを見て
    愕然とした。
    ワゴンに積み重ねられた箱に書いてあるサイズはどれも
    27.5か28、店員を捕まえて他にないのかと訪ねたが
    そこにあるだけですと・・・・
    どうせなら全部売り切れていた方がまだ諦めもつくのに。
    私の靴のサイズが25から25.5なのでこんな
    馬鹿でかい靴は絶対に履けないないけどね。
    折角ここまで来たのだから他の安いテニスシューズは
    無いかなと見ると2980円とか3980円とかのそれなり
    に安い物はあった。
    サイズもあるので「これでも買って帰るか」と財布の中身を
    チェックした時、恐るべき事に気付いた。
    何と財布の中には2千円強しか入っていなかったのである。
    そう、出掛ける時現金を補充するのを忘れていたのだ。
    「なにしに来たんだ俺?」とか思いながらその場を後にした。

    溝の口に行ったのは初めてだが予想以上に商店街は大きい。
    不動産の店頭を覗くとやはり世田谷に比べると家賃は
    安い。
    ついでなので商店街の店をチェックをしたりしたのだが、
    はっきり言ってろくな店が無い!
    まあ、私にとってという意味なのだが・・・
    だからこの街は私にとっては全く魅力のない街と言えよう。

    帰り道に悲劇は待っていた。
    来るときに使った道は分かり易いが結構遠回りだったので
    勘を頼りに近道から帰ろうとしたのだが、これが間違いの
    元だった。
    走っても走っても田園都市線は勿論、南武線さえ見えて
    来ない。
    不安になって多少遠回りになってもと246が走っている
    と思われる方向に向かう。
    が、それにさえ行き当たらない。
    道端にあった地図を見ると田園都市線も南武線も246も
    見当たらない。
    どうやら反対の方向に向かって突っ走っていたらしい。

    私は決して方向音痴と言うわけでは無いと思っている。
    地図読みも得意なので子供の頃はオリエンテーリング
    なんかも結構得意だった。
    しかし、この雨と寒さが周囲の景色をチェックする余裕を
    私から奪い去ってしまっていた。
    来た道を戻っていると私の後ろからバスが来る。
    行き先をチェックすると「武蔵小杉」とある。
    こうなるともうパニックである。
    武蔵小杉とは私が戻ろうとしている溝の口とは全然方向が
    違い、もっと川崎寄りで、V川崎のホームスタジアム
    等々力競技場の最寄り駅である。

    空はもう真っ暗だ。雨も土砂降りに近い勢いで気温は更に
    下がってきている。
    冷え切った身体であっちへふらふら、こっちへふらふら
    バス停を見つけては行き先をチェックして何とか高津と言う
    溝の口より一つ二子玉川よりの田園都市線の駅に
    辿り着いた時は本当にホッとした。
    「川崎行き」のバスを見掛けた時ははいっそのこと
    川崎在住の友人の家に行って一晩泊めて貰うかとまで
    考えたよ、一瞬だけどね。
    とにかく此処まで来ればあとは何とかなる。
    家に帰ったら何を食べようか、何か暖かい物が良いな
    食材なら冷蔵庫にたっぷりあるし、等と考えながらも
    おかしな近道をしようなどとは考えず歩道を慎重に走って
    何とか成城の家に辿り着いた。

    部屋に入り、濡れた服を着替え、お湯を沸かしながら
    ヒーターの前に座り込み冷え切った身体を暖め・・・
    ふと机の上を見ると予定から大幅に遅れまくっている原稿が
    私をあざ笑うかのように白く光っていた。

  • 3月2日(火)

    一番仲のいい友人の漫画家WとYと久しぶりに会って飲んだ。
    最後に三人で会ったと言うより私がYのリクエストでWに
    引き合わせたのはYが現在の連載を始める前だから約2年前
    らしい。
    その後Wは家を建て,Yは土地を買ったと言っているから
    ・・・私とはえらい違いだなぁ。
    ちなみに3人とも同じ年の生まれ、生まれ月の関係で私の
    学年が彼等より一つ上になるんですけどね。

    まあ、それは良いとして飯を食って酒を飲んで3人でもう
    喋りまくった。
    漫画の話は当然として映画の話、犯罪の話、そして最近の
    若い者の話なんかしてる時は俺等もおっさんかなぁ等と
    思いながら熱く語り合ってしまった。
    漫画はね、私もYもあまり読まないんだ。
    Wはいっぱい読むよ。
    そしてYの作品の大ファン!色紙を持って来ていてサインと
    イラストを描いて貰っていたな。
    そのイラストが凄かった!沢山のキャラクターを下書きも
    せずに次々と描いていく・・・
    そのあまりに鮮やかな技に思わず「すっげー、漫画家みたい
    じゃん。」なんてからかったりした。
    彼はサイン会の時もファンのリクエストを聞いて必ず絵を
    描くそうだ。
    絵を描くのが遅い私にはとても真似の出来ないことだ。
    いや、こんな甘ったれたこと言ってちゃあ駄目だな。
    以前から知っていたがYの仕事の速さには本当にびっくり
    させられる。
    こんな事言っても業界の人間以外にその凄さは分からない
    と思うけど週間連載をやっていて毎週3日の休みを確保
    していると言うのだ。
    彼曰く2日は家族のため、一日は自分のためだそうだ。
    週によっては4日の休みを・・・
    これはかなり驚異的なペースと言える。
    取り敢えずそんだけ時間が確保出来るならスケジュールを
    詰めてまとまった休みを取って欧州に遊びに行きなさい。
    あなたの作品からするとスペインとかポルトガル辺りの
    港町に行くと良いんじゃないか?と勧めておいた。
    欧州旅行はもう一人の漫画家Wにも勧めた。
    二人ともいわゆるファンタジーと呼べるジャンルの作品を
    描いているので欧州の街並みや雰囲気を肌で知るのは
    是非とも経験しておいた方が良いと思ったから。
    そして出来る事なら一人旅が良いとも勧めておいた。
    果たして彼等は行くのだろうか?
    私同様面倒くさがり屋だからなぁ。
    私と違って金はあるんだけどね。

    映画の話をしていて面白かったのがみんな「もののけ姫」
    が詰まらなかったと言うのだ。
    私は好きな作品だが、あれは決して面白いとか傑作だと
    言うような作品では無いと思う。
    あんなに売れたのは3人とも納得できていなかった。
    「もののけ姫」が凡作であると言う理由を細かくここで
    説明するのはきりがないので省略させて貰うが、この意見に
    納得できない人が居ればメールなり伝言板なりに書いて
    下さい。
    後日この場にて発表します。
    他には「レオン」が好きじゃないってのは私だけであとの
    2人は好きなので論争になった。
    ポイントは敵役のサイコな捜査官。
    私はサイコな登場人物というのは安直に感じられてあまり
    好きでは無いのだが・・・・
    彼等に説明されてあの人物の必然性は少し納得いったが
    でも・・・・って感じだった。
    そしてみんなが頭来たのが「セブン」何じゃそりゃ!
    「だから何なの?」って感じですねぇ。
    映画マニアには受けは良かったらしいけど、あんな物見て
    楽しかったのか?感動したのか?すかっとしたのか?
    不愉快になるだけじゃん。 ってみんなで言っていました。

    3人で絶賛しちゃった映画も勿論ありましたよ。
    「ショーシャンクの空に」Yなんか歴代最高とまで言って
    いたぐらいですからねぇ。
    もし見ていない人が居ればもう絶対のお勧めですよ。
    ここ数年観た中でNo.1の作品です。
    個人的な趣味を除いた完成度という点において。
    とにかく凄いから。

    他にも色んな映画の話はしましたよ。
    演出について、構図について、設定について、その他色々
    と・・・
    でね、良い役者の凄さってのはもう「ご免なさい」だねって。
    アル・パチーノ、ダスティン・ホフマン、ロバート・デ・ニーロ
    ロビン・ウィリアムス等々・・・表情一発で引きつけ
    ちゃうんだもん。
    敵わないよ。

    3人とも漫画家だ。
    私だけは(一応、或いは自称)って注釈が付くけどね。
    ハリウッドの素晴らしい作品とか見ると漫画なんてまだまだ
    じゃんなんて思っちゃうのよ。
    漫画という表現手段が駄目だと言っている訳じゃないのよ。
    手塚治虫というという天才が作った数々の傑作を始め、幾つ
    もの世界の何処に出しても恥ずかしくない作品ってのは
    あるんだ。
    自分を棚に上げて言うけど、現在目に付く漫画の9割以上は
    糞のような漫画で、こんなの子供に見せるなよって思って
    しまう様な物ばかりなんだ。
    大ヒットを飛ばしている物も含めてね。
    で、ちょっと売れて金が手に入って、それで自分は何かを
    成したような口を利く作家の何て多いことか。
    ハリウッドを見ろよ、私達漫画家なんてまだまだなんだぜ、
    天狗になっている場合じゃ無いだろ。
    って3人で言っていたんだ。
    勿論酔っぱらってね。

    お店が閉まった後、Wの新居に乱入して朝まで続きを話したけど
    まだまだ話足りなかったのは言うまでもない。
    また近い内席を設けよう。

  • 2月27日(土)

    いつものテニス仲間、そして彼の奥さんその他奥さん連合と
    夜テニスをした。
    さすがにこの季節の夜は寒い。
    身体を動かせばまあ何とかなるのだが、今夜は風が強くて
    洒落にならんぞ。
    しかも風向きがコロコロ変わる。
    ロブなんか伸びたり縮んだり・・・
    しかも照明の位置が低い物だからもう見難くって・・・
    夜のテニスがあんなにやり難い物だと初めて知った。
    とにかく距離感が掴めないのだ。元々私はいい加減眼鏡の度が
    ずれて来ているので昼間のテニスでも結構・・・
    おまけに眼鏡が光って・・・
    いかん、愚痴ばっかになってしまった。

    そんなこんなで私のテニスにおける多くの持病の一つフォアハンドを
    振り遅れて手先でこねてしまうという悪癖が更に重症になって
    元々痛めていた右手首を更に痛めてしまった。
    ちょっと治りかけていたのに・・・

    でもやっぱりボールを追いかけて走り回るのは気持ち良いね。
    思い通りのショットが決まればまた更に気持ちが・・・
    滅多に無いんだけどね。
    軽く打ち合っていたら以前から痛めていた手首を更に痛めてしまった。
    ちょっと治りかけたかなと思っていたのだが、振り遅れて手先で
    こねてしまったのが敗因だ。
    この振り遅れて手先でこねると言うのは私の持病みたいなもので
    分かっちゃいるんだけど、直そうと思っているんだけどもう何年も
    修正することが出来ずにいる。
    とにかく始めて早々に手首を痛めてしまうというのは計算外以外の
    何物でもない。
    幸いその日は最強のハードヒッターが居なかったので、無難なプレーで
    ごまかした。
    結局ゲームは負け越してしまったのだが、これは別に手首のせい
    ではない、いつもの事なのだ。
    はっきり言って下手糞だからねー、私は。

  • 1月24日(日)

     「上野さんって絶対損していますよ」
    先日仕事場の新年会の席上で酔っぱらった仕事仲間のマサ(仮)が
    何度も言っていた。
    多分20回ぐらい言っていたんじゃないかな?
    同じく仕事仲間のTも「上野君は堅すぎる」と・・・
    要するに二人とも私の頑なさを言っているんだなぁ。
    別に今に始まった事では無い、二十歳を過ぎた頃からいろんな人に
    その類のことは言われまくっている。
    いや、もしかして高校一年の時の同級生Hが言っていたのも
    そういう意味だったのかも知れない。
    だとすれば15年以上か。
    ちなみにHは高校2年になれずに中退、その後プロサーファーに
    なって全日本で2位になったとと風の噂で聞いたが詳しくは知らない。
    在学当時は私が家出をして放浪している間、私のボードを勝手に
    使って傷だらけにしてくれたナイスなヤツだった。
    しかもそのボードを取り返しにわざわざ授業をサボってヤツの家に
    行ったら丁度SEXしてやがった。
    「あ、お構いなく」と言って彼の部屋からボードを強奪したのは
    言うまでもない。
    いたしていた二人の目が点になっていたのは可笑しかったなぁ。
    当時童貞だった私も当然内心はドキドキだったけどね。

    ありゃー、随分と横道にそれてしまったな。
    えーと、私が頑なだって話ね。
    今にして思えば小学生の頃からこの頑なさはあったようだねぇ。
    納得出来ない事には相手が教師だろうが親だろうが決して
    言うことを聞かなかった。
    と言うと結構毅然として格好良さそうだけどそんな事はない。
    何と言っても当時の私は泣き虫だったからだ。
    とにかく感情が昂ぶると大粒の涙がボロボロと零れた。
    涙でぐしゃぐしゃの顔で涙声で意地を張っていたからねぇ。
    今思えば可愛いモンじゃねぇか。

    殆ど飲む度にTも言っているなぁ「上野は何でそんなに
    自信満々なんだ?」って、「そうかぁ?」って私はいつも返す
    んだけど、思い直すと「そうかも知れない」ってなるんだ。
    はっきり言って私は大した能力は無い、仕事に関してもその他の
    運動神経とかに関しても・・・
    もっとはっきり言えば「鈍臭い」人間である。
    しかし、そういった能力に不相応なプライドって言うか負けん気
    って言うか・・・・だけは一丁前以上であるのですねー。
    要するに負けず嫌いの見栄っ張りなんだろう。
    でも、Tが言っているのはそんな事ではない。
    この「私はきっと面白い人間に違いない」という根拠の無い自信
    そして何より自分の判断に対する自信ってのは確かに不思議な
    程である。
    取り敢えず「子供の頃お勉強が出来たからじゃない?」とは
    言っているが、ここまで思い上がれる程出来たとは思えないし
    ねぇ。
    でも、現実は正直だよ。
    実力に見合った収入しか私に与えていない。
    現在極貧の私はその程度の実力しか持ち合わせていないって
    言うことでしょう。
    でも卑屈になることはない、
    きっと私は面白い人間であろうからね

    うわ、また話がずれた。
    私が頑なね、もっと楽な方に行けばいいって?
    義とか理とか堅いこと言っていないで、もっと目の前の誘惑に
    身を委ねてしまえって?
    確かに言っていることは分かるけど、せめて格好良く生きたい
    じゃないの。
    ぐっと我慢の男の子ってね。
    まあ、私のなんて所詮ええ格好しいのやせ我慢ですから
    いつプチっといくか分かりませんよ。
    そうなったら面白いですねぇ。
    乞うご期待!

    って何じゃこりゃ。

  • 98年1月10日

     一週間程前、元スチュワーデスのお友達に頂いた何とJALが発売
    している「CURRY de SKY(カレーデスカイと読む)」
    というふざけた名前のレトルトカレーを食ったのだがこれが
    なかなかどうして美味くて「やるじゃんJAL!」等と思って
    いたのでした。

    そしてつい先日、彼女に会ってその事を思い出したら妙にカレーを
    作りたくなってしまった。
    私は自炊派なのだが何故かもう数年カレーは作っていないなー。
    カレーはやっぱりデカ鍋で作る物だから(と決めつけている)
    一人暮らしの私が作ると何日もカレーを食べ続けなければ
    ならないから面倒なのですよ。
    とは言え久しぶりに作る気になったんだからと、冷蔵庫を開けると
    やはり空っぽである。
    仕方ないので買い出しに出掛けた。

    図書館でCDも借りたかったので祖師ヶ谷大蔵に行った。
    駅の側にある薄暗い都民生協に初めて入ってみたのだが、ウチから
    一番近いスーパーであるところの西友と比べて特別安いわけでも
    なかったなぁ。
    大きなお世話だが、いくら生協と言え内装をもうちょうい何とか
    ならんものかな?
    照明が暗いせいもあって、メチャメチャ貧乏くさかったぞ。
    そこではビニール袋も金を取るらしい。
    そのこと自体は悪い事ではないんじゃないかな?
    ただ、私は知らなかったのでびっくりした。
    偶然リュックを持っていたので袋は買わずに済んだのだが・・・

    図書館で借りたCDは「シンディ・ローパー」「ラヴェル」
    そして「ミルバ」とジャンルは全部別々だ。
    本当は先日誤ってMDの中身を消去してしまった
    ビリー・ジョエルの「ナイロンカーテン」が借りたかったのだが
    この図書館には無いらしい。
    レンタルCD屋で借りるしかないか・・・
    カレーを煮込んでいる間にダビングしたのだが、ラヴェルの
    管弦楽名曲集と言うヤツは何と75分以上もありやがるのだ!
    駄目元でチャレンジしてみたのだがやはりMDに入り
    きらなかった。
    仕方ないので、一曲カットしてダビングした。
    ラヴェルは以前、他の奏者のCDを買ったのだがいつの間にか
    紛失してしまっていたので、これで何時でもお気に入りの
    ”ボレロ”を聴くことが出来るようになったわけだ。
    シンディ・ローパーは何の問題もなくダビングが済んだ。
    そしてとりはミルバだ。
    確かイタリアだかどっかの超有名歌手だと思った。
    以前から聴いてみたいとは思っていたのだが、実は今回が
    初めてになる。 これが大当たり!
    当然歌詞は全然分からないのだが、その歌唱力、表現力が
    半端じゃない。 これこそ本物だわ。
    図書館には確かもう一枚あったから今度それも借りて来よう。

    話はカレーに戻ろう。
    どうせ作るならレトルトには絶対無いぐらい具のでかい物に
    しようと、ジャガイモは丸のまんま、さすがに人参や玉ねぎは
    日和って切ったが、絶対にレトルトではあり得ない大きさに
    した。
    他にもある野菜は片っ端から入れた。
    ルーは2種類を混ぜるとかそんな面倒なことはせずに適当に・・・
    適当に作ったのだが、さすがに5時間以上も煮込むと
    それなりの物が出来てしまうから不思議だ。
    さすがにJALの物には負けるが、なかなかの物である。
    肉なんかスプーンの背中でほぐせてしまうのが嬉しい。
    つい食い過ぎてしまうなぁ。

    あ、マッシュルーム入れるの忘れた!
    くっそー、今度作る時は絶対に忘れないぞ。
    しかし、この量食いきれるのだろうか?
    今週から仕事なんだよなー。

  • 98年1月8日

    遅ればせながら、明けましておめでとう御座います。
    現在の家に引っ越して最初の正月を迎えた訳だし
    考えてみればこのHPを開いてほぼ1年になるわけだなぁ
    等と感慨に浸ってるうちに一週間が過ぎてしまった。
    ってのは嘘だけでね。

    昨年末にはこのHPもリニューアルしようかな等と思っては
    いたのだが、引越関係のバタバタで結局何にも出来なかった。
    と言い訳しておこうか。
    え?言い訳になっていないって?
    まぁ、許せや。

    ここらで一発「新年の抱負」とやらをブチ挙げるのも景気の
    良い話ではあると思うのだが、ここ数年「口ばっか」を
    繰り返してきた私にはちょっと気が引けるのである。
    柄にも無く・・・
    30過ぎてやっと人並みの羞恥心とやらを身に付けつつある
    (自称)私としては。
    とは言え何にも言わんのもつまらないので、一言だけ。
    「まあ、見てろよ」
    この謙虚さの欠片も無い言葉に私のはったり好きで
    しょうも無い人格が現れていますね。
    今日は滅多に逢うことの出来ないお友達に逢うことが出来て
    気分が良いのですよ。


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