3月31日
さあてと、どっちのネタを書こうかな?
先日行ったスキーの話にしようか、それとも先週のサッカーの話にしようか
サッカーの話は後ほど”サッカー”のコーナーに書くとして、ここではスキー旅行の
話にしようっと。
いや、本当に久しぶりのスキーだった。
連れていってくれただいごろー氏に大感謝である。
話は準備をするところから始めよう。
部屋の押入にしまってあったスキーを引っぱり出すのが最初の大仕事だった。
私ははっきり言って余計な物をあまりに持ちすぎている。
そういった物を押入に詰め込むのはいいのだが、奥の物を取り出すには当然
その手前にある物を全て一旦出さなければならない。
そう、スキーの道具は押入の一番奥にしまってあったのだ。
しかもあんなに大きな物である。
押入に入っている物殆ど全てを引っぱり出さなければならなかったのだ。
それらは当然部屋の中に散らばることとなる。
これらは帰ってきてスキー道具をクリーニングするまで片付けることは出来ない
わけだ・・・
まあ、これをきっかけにまた片付ければいいのか・・・と自分に言い聞かせて
強引に納得する。
数年ぶりに引っぱり出したスキーウェアは当然カビ臭かった。
「先週のうちに出してほしておくべきだった」と後悔しても後の祭り
10年以上昔のデザインの、しかもカビ臭いウェアを着て滑らなければならないのは
自業自得というヤツである。
重い荷物を担いで集合場所のだいごろー氏の家に行く。
数ヶ月ぶりの再会だが相変わらず元気そうで安心した。
集合は夜中だが、出発は明け方なので一緒に行く仲間でお喋りをして過ごす。
昼間は仕事だったMSは睡眠不足だったようで、一人爆睡していた。
運転手をつとめるY田氏がやってきて、暫くすると出発となった。
ただ後部座席で座っていただけの私が言うのも何なのだが新潟というのは
スキー場というのは思ったより近いものだ。
成増の集合場所から二時間強で着いてしまうのだから・・・
私が車を持っていたらもっとまめにスキーに行っていたかも知れないな等と
感じてしまった。
目的地のみつまたかぐらスキー場が近付いてきた頃に雪が降ってきた。
しかもこの季節にしては結構な勢いである。
さすが雪国ってところか?
運転手のY田氏は装着したスタッドレスタイヤの性能チェックとばかりに
急ブレーキをかけてみる。
路面にうっすらと雪が覆った非常に滑りやすそうな状況だったが結構しっかりと
ブレーキが利く。
普通のタイヤだったら絶対にスピンしていたな・・・
そんな馬鹿なことをしながら宿に着いた。
ゲレンデに向かうロープウェーの真ん前で最高の場所である。
・・・のはいいのだがこのスキー場は周りに店とか本当に無いんだなぁ。
ま、スキーをしにきたのだからこれでもいいか。
宿のチェックイン時間にはまだ間があるので着替えの場所だけ借りて
スキー場に向かう。
ロープウェーに乗りゲレンデに着くと、朝ということもありその雪質に驚いた。
この季節なのでベタ雪を予想していたが、今まさに降っている雪と標高の高さが
幸いしてなかなか良質の雪なのである。
もちろんその分寒いのだが・・・
あとの問題は我々のスキーの腕前ってことか。
私のスキーの腕前は多分中の上ってところだろうか?
そこそこの自信はあった。が、が、が!
滑りだしてびっくりした。 全然感覚を失ってしまっていたのだ。
足下がふわふわして全くと言っていい程エッジ感覚を失ってしまっていて
板に乗れていないのだ。
みんな前日寝ていないこともあり、結局初日は殆どリハビリと言って
良いような状況でとても滑りを楽しむレベルに達する前に体力が尽きてしまい
スキーは昼頃に切り上げてしまった。
宿に戻ると当然のようにみんな気絶。
風呂に入る間もなく爆睡してしまった
二日目は前日とうって変わって快晴!
実に気持ちが良いのだが、その反面雪質はイマイチ・・・
それでも午前中は山の上の方はさほどべたついてはいなかった。
ここで7割ほど感覚を取り戻したがいかんせん体力が落ちていて、とても
以前のようにコブ斜面を滑れる自信は無い。
結局みんなと一緒に楽な斜面を飛ばして楽しむことにした。
今回一緒に行った中では私が一応一番滑れるので一番体力の消耗が少ない。
皆が疲れて休んでいる時も一人で滑ることにした。
ここでお調子者の血が騒ぐ。
皆にちょっと良いところを見せようとジャンプ出来る場所を探して
「一発飛んでくるから見てて」とその場所へ行く。
さすがにジャンプ出来そうな場所だけあってその段差はかなり怖い!
はっきり言って誰も見ていなければそんな所でジャンプしよう等とは思わない
だろう。
勇気を出して飛んで皆の所に行って意気揚々と「見た見た?」と聞くと
皆は「え?飛んだの?全然分からなかったよ」「おい!」
またリフトに乗ってジャンプ。
しかし、皆はまたしても見ていなかったと・・・
もう見逃されるのは嫌なのでジャンプする場所の近くまで来て見て
もらうことにした。
そしてジャンプ!
今度はしっかりと見てもらったがジャンプが物足りないと・・・
見てる方は勝手なことを言う。
飛ぶ方はマジで怖いんだぞ。だいいち調子に乗って怪我するわけにはいかないんだ。
等と思いながら再チャレンジ。
今度は飛んでいるところをしっかり見れるように皆はジャンプ台の下へ。
そして再ジャンプ。
今度は写真を撮るから飛ぶ前にタイミングを教えて欲しいと・・・
皆の待つジャンプ台の下からは角度的にアプローチが全く見えないのだ。
また飛べってことか?
「これで最後」と思い、半ばヤケクソで決死の大ジャンプ!
はっきり言ってそれまでの倍以上飛んだ。
踏み切った直後その高さ、飛距離に後悔したほどだ。
着地後半ばヤケクソで転倒!
「どうだ、これで文句無いだろう!もう飛ばないぞ!!」
と言うと皆はふざけたことをぬかしやがった。
確かに今回の大ジャンプは驚いてくれたが、実はそれまでの全てのジャンプ
実はちゃんと見ていたと言うのだ。
騙された・・・
他のメンバーがもう疲れたと昼過ぎに宿に引き上げたが私はまだ滑り
足りなかったので一人ゲレンデに残って前日手も足も出ず玉砕した
”モーグルバーン”へ。
二日目で少し感覚を取り戻したことと、前日凍っていたバーンも今日は溶けて
柔らかいベタ雪となっていたためブレーキが掛かり前日のような恐怖感を
感じることは殆ど無くなっていたので意外と滑れるようになっていた。
が、体力の衰えは顕著で一本滑っただけで既に膝と太股は限界を感じてしまって
いた。
が、一本他のもう少し楽なところを滑れば足も回復するだろうとたかを括って
そのように行動、再チャレンジしたが、コースの三分の一も滑った頃に膝が
完全に音を上げた。
これ以上滑って怪我をするのも馬鹿馬鹿しいのでこの日はこれで切り上げる
ことにした。
宿に戻ると先に上がったメンバーは爆睡していた。
当然私もその仲間に・・・
深夜目が覚めた我々はMS提案のあるトランプゲームで時間を潰す。
深夜から翌朝にかけて外は何と雨!
あまりに悪いコンディションに三日目のスキーはキャンセル。
帰途についた。
やや滑り足りない感も無きにしもあらずだが、本当に楽しい三日間だった。
スポンサーのだいごろー氏には大感謝!