■ちょっと前の散文■
  • 3月31日

    ニュースステーションが終わったらしい。
    いや、はっきりと「終わった」と言わないのは単に最近見ていなかったためである。
    一番の理由は私がテレビを殆ど見なくなったためであるが、同時に久米宏のコメントに吐き気を催す程の嫌悪感を感じるというものもある。
    放送開始当初から彼のコメントに不勉強ぶりを感じてはいました。
    まだ八王子に居た頃、友人から「ニュースステーションはこれまでのニュース番組とは違う」と好意的な紹介をされ、見はじめたのです。
    確かにそれまでのニュースはアナウンサーが単に記事を読み上げるだけであったので彼個人の意見らしきコメントを述べるスタイルは新鮮でありました。
    が、そのコメントもよく聞くと読み上げた記事をソースに感想を述べているだけであり、それ以上の情報ソースを持ち合わせていない、全くと言っていい程知性を感じさせる物ではありませんでした。
    もう少し知的なコメントを期待していた私は「所詮アナウンサーか」とがっかりしたのを覚えています。

    その後久米宏より喋りは下手だけれど知性の感じられる筑紫哲也がNews23をTBSで始めました。
    一時はニュースステーション、News23とハシゴするのが私のパターンでしたがNews23の時間帯がちょこちょこずれたり、筑紫哲也のテレビ映えしない辛気くさい語り口、そして何よりコメントの端々に感じられるその偏った思想にうんざりしてこちらから見るのを止めてしまいました。
    そしていつの間にかテレビ自体も殆ど見ることがなくなっていきました。
    またニュースにしても余計なコメントが入るより旧来の記事読み上げ系が耳障りでなく良いと感じるようになってしまったのは先の二つの番組の功か罪か…?

    ここ数年、一部で台頭してきたと言われる”新保守勢力”(おそらく私もこれにカテゴライズされるのでしょう)から反日親中メディアの横綱格と言われるテレビ朝日、TBSで放送されているニュース番組であることを考えると、元朝日新聞の記者である筑紫哲也はともかく、久米宏の一連のコメントがどこまで彼の思想によるものなのか…?
    おそらく彼程のアナウンサーとしての技量があればどの様な意図のメッセージであろうと自らの意見であるかの如く語ることは出来るであろうから。
    それが例え彼自身の思想とはかけ離れた物であろうとも。
    どっちにしても彼のコメントにあまり知性が感じられなかったという点は変わりありませんけどね。

    後番組は古館一郎かあ…
    よりバラエティ色が強くなるのかな?
    まー所詮テレ朝なので偏向報道の姿勢は変わることはないでしょうね。

  • 3月28日

    天気が良かったので買い物に出掛けた。
    最近リサイクルショップで買った”近所で買い物”専用ヘルメットを初めてかぶって…
    元々普段バイクに乗る時はちゃんとしたフルフェイスのヘルメットをかぶっているのだが私はメガネを掛けているのでヘルメットの脱着が面倒なのである。
    そこで近場に行く時専用としてメガネを掛けたまま脱着出来るヘルメットを買おうと思っていた。
    現在の経済状況から&どうせ近所用なのでそんなかっちりとしたヘルメットでなくていいという考えからとにかく安いのをと考えていた。
    が、ここで問題が勃発。
    安物のヘルメットは殆どがフリーサイズである。
    が、私の頭は小さいのでそういった物だとブカブカなのである…
    ちなみに普段かぶっているヘルメットはSサイズである。
    幾つかのショップに足を運んだがこれといってしっくりくるものが無く購入を先延ばしにしていたが近所にバイクで買い物に行く度にヘルメット購入を考えてはいた。
    そして近くのリサイクルショップを覗いた時、千円という値段に「これなら使い捨てでもいーか」と何も考えずに衝動買い。

    そして今日初めてかぶってみて。
    やはりぶかぶかだった…
    ちょっぴり後悔。

    暖かくまさにバイク日和。
    こういう気候だとエンジンも一発で掛かり調子が良い。
    鼻歌まじりに走っているとぷすぷすぷす…
    普段から調子が悪いバイクなので「またか?」と思ったがこの様子はいつもとは違う。
    はい、普段エンジンが止まる時は殆どキャブ周りの故障なのだが今回はもっと単純。ガス欠でした。
    しゃーねーな、ちょい行ったトコに確かガソリンスタンドがあったからそこまではリザーブで走って…と思って懐を触ってみると
    「………」
    無い。
    財布忘れた。
    そうだ、今日は暖かいからいつもと違う薄手のウインドブレーカーを羽織っているからポケットに財布を移し忘れていたんだ!
    気が付くのがガソリンスタンドに入ってからでなかったのは幸いと言うべきなのだろうか?
    それ以前に私は”買い物”をしに出掛けたのではなかったのか?
    財布を持たずに何をしに出掛けたというのだろう???
    取り敢えずドキドキしながら家まで帰りました。
    これが近所でホント良かった。
    もし遠くでこんな事態に陥ったら洒落になりませんからなぁ。
    現代人が外を出歩く時に決して忘れてはいけない物は携帯電話でも何でもなく財布!これに尽きますね。
    え?常識だって??
    失礼しました。

  • 3月18日

    もうすぐ台湾総統選挙が行われます。
    同時に国民投票も行われます。
    実はこの選挙&国民投票は台湾だけでなく日本にとってもとても重要な意味を持つものであるのに多くのマスコミの扱いはあまりに小さい。
    ぶっちゃけ台湾は中国の一部となるかそれとも独立国としての道を選ぶかという最大で最後のチャンスなのです。
    独立を選んだ場合は中国の侵攻もあり得る。
    いや「台湾の独立は認めない」と以前から公言してはばからない中国共産党の態度からすると、チベットやウイグルで民族浄化を敢行する、或いは天安門事件を起こした組織の性格を考えると間違いなく軍事侵攻は非現実的な話ではないのです。
    ただ、今は四年後の北京五輪を控えているため、また現在の経済成長状態を維持するためにはそうそう軍事侵攻は出来ない。
    (もし軍事侵攻をした場合はおそらくアメリカとの戦争となるであろうから、そうなった際には日米の資本は間違いなく中国から撤退するであろうし、当然経済制裁もなされるであろう。そして五輪ボイコットも…いや、五輪そのものの開催さえ出来なくなるであろう)
    つまり台湾が独立をするには五輪前のこのタイミングしか無いのが現実であるのだ。

    例え中国との統一を選んだとした場合、今度は日本がのっぴきならない状況となるのだ。
    それはどういう事かというと現在日本が輸入している石油の殆どは台湾海峡を通ってきている。
    そこを中国に押さえられてしまうということなのだ。
    つまり中国の胸先三寸でいつでも日本を干上がらせることが出来るということだ。
    それがどれほど日本にとっての脅威であるのかは全くと言っていい程インフォメーションされていない。
    考えてもみて欲しい。
    太平洋戦争に日本が打って出た直接の原因を。
    アメリカの経済制裁によって入手出来なくなった石油を確保するために産油国インドネシアを確保しようというのが原因であることは歴史の勉強でも習った常識である。
    石油がなければ現在の生活をすることが出来ないことは誰でも分かっていよう。

    そして中国に関してであるのだが、どういうわけか大手マスコミからネガティブな情報が殆ど流れてこないことに大いなる不信感を抱いている今日この頃である。
    首相の靖国神社参拝にいちゃもん付けたりといったことは一応報道されてはいるがそんなコメントは「相変わらずだな」てな感じで何のインパクトも無い。
    それよりビジネス面での日本企業の中国進出が目立つ。
    少し前から家電等メーカーの多くは中国に工場を持ち、ここ最近は保険会社や金融が進出するニュースが流れてくる。
    経済成長のめざましい沿岸部だけでも四億と言われる巨大マーケットを狙ってのものであることは明白である。
    トヨタも中国に工場を造る等と日本経済界は中国進出に向かっていることは誰の目にも明かである。
    財界や識者の「これからは中国だ」といったいった話も耳にたこが出来る程聞いている。

    しかし、「ちょっと待て」と私は言いたい。
    確かに中国の安価な人件費と巨大なマーケットは魅力であるが現在のような資金と技術の流出のしかたはあまりに無防備ではないかと。
    まず技術流出の観点から言ってみると、日本が中国に対して持っているアドバンテージが機械等の工作技術であることは明白であろう。
    中国に作られる日本企業の工場は世界最先端の日本の技術による工作機械が並べられることは当然であろう。
    もしそれが工場ごと中国政府に接収され軍事技術に転用されたらという可能性も否定は出来ないのだ。
    中国は法治国家ではない。
    もっと小規模ではあるが、それに近いことは実際に行われているのだ。

    日本の中小企業が中国に現地人と共同出資で工場を造り、開業したはいいのだが地元の役人からいちゃもんを付けられ、結局パートナーであったはずの中国人に工場ごと全部とられてしまったという事件は少なからずある。
    勿論パートナーの中国人と役人はグルである。

    内政面においても一党独裁ではあるが決して一枚岩ではない不安定な部分を抱えている。
    それを解説すると長くなるので割愛するが、そういったネガティブな要素を利潤追求のために敢えて目をつぶっている現在の日本の財界、マスコミにもの凄い不安を感じるのだ。

    少し前に友人が転職をした。
    彼が新たに勤める会社は中国に工場を持っているという。
    そこで私が普段から感じている中国に対するネガティブな印象を少しマイルドに伝えたところ予想通りというか、私の意見に対してはあまり素直に受け取りたくないといった態度を取った。
    私は自分の意見を比較的はっきり言う方なのだが、それでも彼にはネガティブなことはマイルドにしか伝えなかった。
    私以外の人間だったら…ネガティブなことは全く伝えないのかも知れない。
    これは非常に怖いことではないだろうか?

    現在の状況は約百年前に似ていると私は感じている。
    上海が栄え、日本企業の多くが進出していた頃である。
    まだ中国ではなく清であった。
    多くの人は習っていても忘れているであろうが、日本軍が大陸に渡った元々の原因は単に現地邦人の保護のためである。
    あまりにも治安が悪かったために…
    もし現在、在中国邦人の全財産が凍結されてしまったら日本政府はどうするというのだろうか?
    中国政府ならそのぐらいのことはどんな理由を付けてでも朝飯前でやってしまえるだろう。
    ただ、現在では経済的、社会的なメリット、デメリットを考えれば明らかにデメリットの方が多いからやらないだけだと私は考えている。

    私の考えは極端であろうことは自覚しているが敢えて言わせていただこう。
    日本は、日本企業は出来ることなら大陸から資本を引き上げるべきである。
    一刻も早く。
    目の前の利益につられこれ以上大陸に足を踏み入れるべきではないのです。
    もし踏み入れるのなら、いつでもケツまくって逃げられるようなスタンスで短いスパンでの関わりに限定すべきです。

    おそらくまだまだ日本企業の中国進出は続くでしょう。
    私の言葉は蟷螂の斧でしかないことは知っておりますが読んで頂いた方が一人でも、少しでも考えて頂けたら、そのきっかけとなれたらと願っております。

  • 3月 3日

    今日は”ひな祭り”女の子の節句ですね。
    だからと言うわけでは無いけれどちょっとこんな話題。 ちょっと前まで私が一番嫌いだったのは韓国という国だった。
    そう、北朝鮮なんかよりもずっとね。
    だが、それよりも嫌いな存在が最近急浮上。
    それは”フェミニズム”とかいう思想…ってかカルトとさえ言える存在。
    これは相当にたちが悪い!
    しかし恐ろしいことに彼らの主張はかなりこの国の中枢にまで食い込み、政策にかなりの悪影響を及ぼしていると実感出来ることである。
    最悪なのが最近教育現場で使われることの多くなった”ジェンダーフリー”とか言う日本のフェミニスト固有の思想である。
    はっきり言ってこんな言葉は日本にしか無い。

    大雑把に言うと男女の性差はその文化によって形作られるものである。
    したがって男女の差なく同様に扱えば個々が”自分らしさ”を生かせる
    というもっともらしい理屈である。
    ここには生物学的な見知は全くと言っていい程無視されている。
    常識的に考えてみても男と女は身体の構造からして違う。
    それは生殖器に関してだけではない。
    脳の構造だって違うのは多くの研究によって証明されている。
    思春期ともなれば男は女を、女は男をセックスの対象として意識することはどう考えても文化による押し付けではなく、生物としての自然な衝動であろう。
    それをどうコントロールするか、或いはどう表現するかというのは勿論それぞれの文化によるスタイルだとは思うが。
    それを無理矢理同列に扱うのはどう考えても不自然である。

    今、もっとも手っ取り早く手広く導入されているのが出席番号の男女混合化である。
    この理由は男女別の場合は殆どが男性が先なため、女性より男性が優位とのすり込みがなされるとのことなのだそうだ。
    …暇というか何というか、こんな無理矢理なこじつけのためにどれだけの予算と時間とエネルギーを消耗したのだろうか?
    その理屈で言うと”相沢”さんは常に社会において優位、”渡辺”さんは常に劣位ということになってしまうのではないだろうか?
    学校によっては着替えまで男女一緒にしているところがあるとか…
    馬鹿馬鹿しいを通り越して悲惨でさえある。

    私は子供は国にとって、社会にとって一番の宝であると考えている。
    より良い国にするには、より良い社会にするには子供により良い教育を与え、素晴らしい大人に育てる。
    それこそが一番大切なことであると。
    フェミニストと言う方々の観点には男と女というものはあるが子供という存在が決定的に欠落している。
    男でも女でも比較的豊かな我が国においては贅沢さえ言わなければ殆どの場合仕事にありつくことは出来、飯を食うことが出来る。
    が、子供というのは単独ではそうはいかないか弱き存在なのだ。
    またその育て方によって天使にもなれば悪魔にでもなるという可能性に満ちあふれた存在でもある。
    フェミニストと言う方々は託児所を充実させ、女性も男性と同じように働くべきだと言う。
    が、実際に多くの親あるいはこれから親になろうという方々は子供の小さいうちは出来る限り自分の手元で愛情を注ぎ育てたいと考えている。
    私もそう願っている。
    そして友人でもやはりその様に子供を育てている家庭は多い。
    子供はブロイラーやブタのようにサイズだけ大きくすればいいというものではない。
    ブロイラーやブタはサイズが一定に達すれば殺され肉となってしまうが、人間は大きくなってからなのだ。
    それからまだまだ人生が始まると言っていい程なのだ。
    それまでの間に愛情であるとか道徳心であるとか教養であるとかを伝えることこそが親の勤めであると思う。
    そう、それは託児所や祖父母の勤めではなく親のね。
    何度でも言うがフェミニストの望む”託児所を充実させて男女とも心おきなく働ける環境を”という状況は確かに効率的ではあるが経済的な観点しかなく、子供の人格形成に対する配慮は全く感じられない。
    こんな考えを支持することは全く出来ない。いやすべきではないだろう。

    確かに女性にも男性と同じだけのチャンスは与えられるべきだとは思うが、それ以降はそれぞれの才覚、努力にゆだねられるべきであろう。


  • 2月20日

    ちょっと前にこのHP見た人から右翼とか言われちゃった。
    まあ何と言われようと構わないんだけどね。
    右翼と呼ばれるのはちとは不本意だけど。
    彼は右翼という言葉を知っていて言ったのだろうか?
    右翼ってのは言ってみれば民族主義のことだと思うのだが…

    別に右でも左でもいいのだが私は多くの人に現実をちゃんと見据えて欲しいと思う。
    そのためには大手マスコミの正確なインフォメーションが必要なのだが
    どうもその辺がかなり怪しい…
    まあマスコミも我々一般国民も基本的に学校で習った自虐史観が身に染みついているのだからある意味仕方ない部分もあろう。
    元々はアメリカが持ち込んだ物なのかも知れないが、その後中国をはじめとした極東諸国、そしてそれらに魂を売り渡した多くのマスコミによってパワーアップされている。
    実際私もつい最近、ちゃんと近代史を勉強するまでは自虐史観に染まっていました。

    この自虐史観を簡単に説明すると”日本はアジア諸国に侵略し、迷惑を掛けまくった乱暴で酷い国である”というものである。
    これまた酷いことなのだが”それもこれも全部軍部が勝手に暴走してやったことで一般国民は被害者なんですよ”というもの。
    結果として日本人の多くが軍事アレルギーとなったりしているのだ。
    もうこれは理屈でなくちゃんとした理論的裏付けもない感情的なものとなてしまっているのがたちが悪いのです。

    護憲派、平和主義者と自称する方々にこの傾向が顕著に見られます。
    曰く日本は軍隊を持つべきではない。
    軍隊なんか持ったらまた侵略戦争をするに決まってる。

    彼らは中国や韓国、北朝鮮、あるいはアメリカの軍隊、或いは政府の方が自分たちの選んだ政府、或いは同国人の軍隊より信用出来るとでも言うのだろうか?
    そんなにも同国人が信用出来ないのだろうか?
    彼らは武器を持ったらそれを使わずにはおれない。
    もし鉄砲を持ったら銀行強盗をせずにはおれないというのだろうか?
    それってヤクザより凶悪ですよね?
    彼らの少なからずは拳銃を持っていますがやたらとぶっ放したりはしません。
    ましてや自分たちに被害を与える恐れもない堅気の方々に向かってなんてバカなことはしないでしょう。
    またもれなく鉄砲を持っている警官も一般市民に向かってぶっ放すなんてことはまずありません。
    つまり軍隊なんか作ったら他国に攻め込むに決まってるなんて考えがいかに現実離れした無茶な妄想であるかお分かりでしょう。

    ですが北朝鮮は言うに及ばす中国や韓国が太平洋戦争における被害者面して随分と凶悪なことをしているのをちゃんと認識していなければならないのです。
    中国は常に隙あらばと台湾を狙い、また尖閣諸島は言うに及ばず沖縄にまで手を出そうとしているのです。
    現在では経済成長に隠されていますが彼の国は民主主義ではなく共産党の独裁体制。
    しかもこの政府は自国内でさえ古くは文化大革命で一千万人以上の自国民を粛正、天安門での非武装の学生を人民解放軍によっての虐殺、そして現在でもウイグルやチベットでの民族浄化を行っている国なのです。
    昨年のSARSの件でも世界中から顰蹙を買いましたが情報の隠蔽という点では少し前に国内で大顰蹙を買った動燃の比ではありません。
    こういった事実をテレビ、新聞をはじめとした大手マスコミは全くと言っていい程指摘しておりません。
    それどころか財界をはじめとした「これからは中国だ」といった目先の利益ばかりを追ったあまりに思慮に欠けるかけ声。
    確かに上海をはじめとした沿岸部の経済成長はめざましいものであります。
    その豊かな沿岸部だけでも四億と言われる巨大マーケットに経済的魅力を感じるのはしごく当然と言えましょう。

    さらには桁外れに安価な人件費。
    これが共産党による一党独裁ならでは可能な現代の奴隷システムであることを何故指摘しないのでしょうか?
    人々は国内でさえ移動を制限されているため、沿岸部で働く労働者の多くは非合法労働者なわけです。そのために安価な消耗品としてこき使うことが出来る。
    消耗すれば幾らでも替えの人材は居るのですから。
    そこには人権とか労働者の権利といった概念さえ存在しません。
    世界中に流れている安価な”メイド・イン・チャイナ”はそうやって作られているのです。

    ちょっと話がずれてしまいましたね。
    何度も言っておりますが中国は法治国家ではなく人治国家です。
    これはどういうことか。
    法治国家というのは法律の下に人々の行動は制限されており、ビジネスにおける契約書も法律の下に保証される物であります。
    ですが中国の場合はそうはいきません。
    法より役人個々の裁量がものを言うわけです。
    例えば日本のある企業が中国のある都市に工場を造ったとしましょう。
    土地は現地の提供、工作機械等は日本の企業の持ち出しで。
    勿論労働者の多くは現地人です。
    工場が無事快調に稼働していましたが、ある日突然政府当局から差し止めの通達があった。
    理由は何でもいいのです。それこそ労働条件に不備があった、排水に規定以上の有害物質が含まれていた、或いは事業報告書に不備があった等いちゃもんとしか言えないような理由は幾らでもつけられます。
    そして工場は接収され、日本人事業主に残されたのは借金だけ。
    なんてことは実際幾らでも現実に起こっていることなのです。
    そういった事実は殆ど大手マスコミは報道しません。
    勿論中国からの直接、間接的な圧力というのもあります。
    以前から言っておりますが大手マスコミを含め多くの日本企業は中国のマーケットに参入したいがために中国に対しネガティブな情報は敢えて隠蔽しております。
    そんな情報を流していることを中国当局に知られてしまえばまず間違いなく中国のマーケットから閉め出されてしまいますからね。
    これがアメリカ等自由主義国家との大きな違いです。
    現段階ではまだ中国にある多くの工場を中国人だけで運営することは出来ません。
    そしてあまりに悪辣なことを堂々とやってしまいますと資本が逃げ出してしまいますので控えめになされておりますが、これがいつ大々的になされてしまうのか…
    現在のターゲットは中小企業の進出に限られているようです。
    だからこそ目立っていないのです。

    現在世間で言われる軍事的脅威は北朝鮮がまずあげられるでしょう。
    確かに短期的にはそうでしょう。
    ですがその後ろにはもっと本質的な、中、長期的に見れば比較にならない程の驚異である中国が控えているのです。
    いや、ある意味短期的にも驚異と言えましょう。
    それは台湾に関してです。
    今年台湾では選挙があります。
    この結果は実は我が国にとっても重要と言えます。
    何故ならこの結果が中国の対台湾政策を大きく左右するであろうことは容易に想像出来るからです。
    もし中国が台湾を占領したら…
    我が国の石油ルートを押さえられてしまうということになります。
    現段階ではまだ経済的優位は我が国にありますがそれが逆転したら…
    中国は躊躇無く我が国を飲み込もうとするでしょう。

    中国への日本企業の進出は産業の空洞化等という単純な問題でないことが少しはご理解頂けましたら幸いです。

  • 2月 9日

    コンビニに買い物に行ったついでにちょいと立ち読みしたのはYJ。
    表紙にもなっていたアイドルのグラビアを見るついでに。
    新連載の作品が掲載されていたのでちょいと勉強のためにもと…
    描いていたのは私と丁度同世代の中堅まんが家K。
    面識は無いがドラマ化された作品もあり、過去にはそれなりにヒット作を出しているので実力はそれなりにあるのだろうと思って読んでみた。
    ちなみに作品の傾向というか絵柄があまり好みでは無いのでこれまであまり読んでいなかった。
    最初に感じたのはこりゃ背景描くの大変そうだな〜と、やや職業病的な感想。
    そして読み進めていくうちに「???」となる。
    主人公(?)らしき少女が一人称で自らを語っているのだが全然感情移入出来ない。
    そしてもう一人の主役クラス少年が出てくると今度はそっちの一人称で語られたり…
    はっきり言ってマンガどころか物語の基本さえ出来ていない。
    こんな作品を何故発表してしまったのか、描いてる最中は自分の作品を第三者的な視点から見ることの難しい作者はともかく(それを出来るのが本当のプロという話もあるが)チェックすべき編集者のアタマが理解出来ない。
    まあひいき目に見て過去に実績のある、ある程度計算の出来る作者ということでOKということになっているのだろうか?
    どんな駄作でも雑誌の中で人気が無くても固定客が居て、単行本がはければ商売として成り立つということぐらいは知っている。
    それでも”よりよい物を”という気持ちで作らないでどうするのだろう?
    いや、そういう気持ちで出来たのがアレだと言うのなら…

    昨年末、幾つかの出版社の忘年会に出掛けたがここ数年の恒例行事のように
    お偉いさんの挨拶に「不景気のため部数の伸び悩み」という一言が付く。
    確かに雑誌全体の売り上げが落ちているのはコンビニに並んだ雑誌の数を見れば何となく分かる。
    しかし売れている作品はあるのだ。
    そして私がYJ誌を見ようと思ったきっかけがその中の作品ではなくアイドルグラビアであったように本来主役であるはずのマンガの作品としての魅力が落ちているからと言うことも出来るのではないだろうか?
    こういった言葉は全部自分に返ってくるのですが、むしろそれを真正面から受け止めて今後の糧といたしましょう。

  • 2月 8日

    仲良しのMSと話した。
    「おれ散文じゃあ押さえて書いてるからなぁ」と言ったら
    「言いたい放題書いてるじゃないっすか!」と言われてしまった。
    一応あんまり顰蹙買わないように過激な発言は控えめに書いているつもりなのだが…
    戦いは恐れないが顰蹙を買うのはイヤだという…強気なんだか小心なんだか分かりませんね。
    以前他の人にも似たようなコトは言われているのでもしかしたら私の感覚がおかしいのかも知れない。
    いかれてるのか〜〜〜〜?

    そういえばちょっと前にネット友達である某作家の奥さんに言われたことだ。
    彼女の友達である男性が人間的に悪いヤツでないのは理解しているのだが、あまりに単純バカなのでどうも好きになれないという。
    そこで「じゃあおれもタイプじゃないね。超シンプルで脳天気なタイプだし」と言ったところ「あなたはそういうタイプには感じられない。HPのコラムだかエッセイだかを読むと主人に似た感性も感じられる」と…
    「小説家に似た感性?」はい。ちょっと浮かれました。
    私はこんな言葉で簡単に浮かれます。
    でも小説家のようにデリケートな感性があるとはちょっと自覚がありません。

    まあ私は自分が不器用であることに気が付くまで18年も掛かったぐらいですからね。
    それまで私が不器用であることを知らなかったのは私だけであったのです。
    きっと今でも私がイメージしている自分と他人から見た私の間では相当なギャップがあることでしょう。

  • 2月 4日

    私は多くの日本のマスコミに対して不信感を抱いているのですが、悲しいことにここ数年その症状がますます酷くなってしまっています。
    現在のイラク報道に関するものもかなり酷いのですが、W杯前後からの韓国に対するものはもっと酷いと感じざるをえません。
    いや、今更W杯における報道をどうこう言う気はありません。
    もっと最近の1月29日、韓国の日本人学校で六歳の園児が手斧で殴られ、頭 骸骨陥没で四週間の大怪我を負ったという事件に関してです。
    はっきり言ってこれは民族差別に基づいた殺人未遂、しかも幼児を狙うというあまりに卑劣な凶行と言うことが出来るのではないでしょうか?
    もし、この事件が国内で起こったら…
    少なくとも一週間以上、新たな大事件でも起こらない限りワイドショーはこの事件でもちきりとなることは想像に難くありません。
    ですがそれ以降の報道は不自然なまでに沈黙…
    昨年日本海で起こった韓国コンテナ船の違法航行による、日本漁船「光洋丸」の沈没事件の時はもっと酷かったですがね。

    何故日本の大手マスコミがここまで韓国の人々の凶行に対して及び腰の報道しかしないのか。
    理由は簡単です。
    日本に対して徐々に開き始めた韓国のマーケットに参入したいからです。
    韓国は形式的には民主主義の形態をとっていますが法治国家ではありません。
    それはどういうことか。
    韓国当局の機嫌を損ねたらソウルに支局を置くことが出来ないのです。
    無論マーケットに参入なんて問題外です。
    こんな理由で日本の大手マスコミは平気で口をつぐんでしまうのです。
    政府もまた同様ですが、それはまた別の機会にお話ししましょう。

    そうそう、最近韓国では竹島の切手が発売されたそうです。
    また同じ竹島に電波塔を建てるという話も聞きました。
    はっきり言って竹島は日本の領土なのです。
    国連もそれを承認しています。韓国の領有権を認めている(?)のは世界中で韓国だけなのです。
    はるか昔に朝鮮の領土であったことがあると言って軍隊が侵攻して不法占拠しているというのがその実態です。
    日本以外の国であったのなら間違いなく戦争になっているでしょう。
    フォークランドのように…

  • 2月 3日

    ラストサムライを観た。
    感動したという多くの日本人の声、そしてアメリカでの批判。
    私の感想としては…
    アメリカの批評家の意見に一票!
    その意見とは…
    「この映画は日本人を、侍をばかにしているのではないか」
    といったものだ。
    確かに映像は迫力がある。
    渡辺謙を始めとした出演者は妙に格好良い。(笑)
    が、この映画に描かれている侍という存在は単に愚かでロマンチックな
    だけに感じてしまう。
    特に酷いのが刀で鉄砲に向かっていくって…おい!
    いや、突っ込み所満載なのは別にいいんだけどね。
    この映画で何を伝えたかったのかってのがね。

    武士ってどんな存在だったのよ?
    と私は言いたくなってしまうのだ。
    おそらく制作したトム・クルーズは単純に侍という恐竜のような
    存在に幻想を抱き、憧れたのだろう。
    それはいい。

    では侍とはどんな存在であったのでしょうか?
    まあ現代風に言えば軍人という表現が最も適切でしょう。
    将軍を頂点に大名という現在で言う知事を兼ねた将校から足軽という兵卒まで主にその身分は世襲とされました。
    さて、ここで映画の重要なファクターとされる武士道である。
    この武士道というもの、武士がその本来の存在理由である軍事部門。つまり戦いにおいて最も活躍した江戸時代以前(いわゆる戦国時代)よりむしろ比較的平和で刀の出番の少なかった江戸時代により洗練されていったのです。
    おそらく戦いのない世の中でその存在理由、アイデンティティーを保つためには必要なものであったのでありましょう。
    ついでですが英国のジェントルマンというのも実際は上流階級の男性ではなくそれよりちょっと下の階級の男性の心意気を指す言葉なのであります。
    実際の階級は上の者には叶わないが態度、誇りは決して負けないようにあろうということであります。
    武士道というのもまた同様であると言うことが出来ましょう。
    身分こそ士農工商と一番上に置かれてはいるが実際の生活と言えば旗本クラス以上はともかく、足軽レベルの兵卒になればその生活も決して農工商の上にあるとは言い難いものであったことは多くのドラマや文献で皆さんもご存じでしょう。
    竹光を差した傘張り浪人の描写はもはや定番でありますし、多くの足軽が農作業もして食を繋いでいたことは事実です。
    そんな彼らも誇りだけは持ち続けていよう。というのが武士道という文化なのであると解釈するのが適切と思われます。
    「刀は武士の魂」という言葉も帯刀を許されているのが武士階級のみという事実からきていいるであろうことは簡単に推察されますが、それもまた現在の拳銃を持つことを許されているのが警官と自衛官のみであるということと実質は一緒でありましょう。
    そういった特別な武器を持つことを許された階級がそれに見合う道徳心を求められるというのは必然であるのです。
    そう、武士道において刀を使うのは私事においてではなく主君、もしくは公のためでなくてはならないのですよ。
    確かに維新後、武士という身分を廃止したために今風に言えばリストラされた、これまた今風に言えば公務員であった武士の抵抗というのがあったのは史実であります。
    特に幕府側の藩(会津とか)はその組織を解体され、身分を剥奪されたりして例え軍に採用されてもその出世はままならないものであったという現実もありましたしね。
    と、ちょっと話がずれてしまいましたね。

    つまり武士道というものをテーマにするのであれば近代兵器を拒否して鉄砲に刀で立ち向かっていくなんていうこの映画のクライマックスはあり得ないのでありますよ。
    だいいち、江戸時代に鉄砲の所持は厳しく規制されておりましたがその前の戦国時代には我が国は世界最大の鉄砲保有国であったのです。
    江戸時代には「入り鉄砲に出女」という言葉があるぐらいに鉄砲の威力というのは認識されていたわけです。
    維新における数々の戦いの中でもやはり火器は両軍にとって主要兵器でした。
    当然両軍ともその兵士は武士だったわけですよね。
    また武士という立場を守るために国軍にたてつく等ということは厳密には私欲の戦いであり、武士道に悖るというものであります。
    まあ百歩譲って武士としての死に場所を求めた戦いを描いた…としてももうちょい描きようがあったのではないかなぁ?
    まあ所詮アメリカ人の撮ったサムライですか(苦笑

  • 2月 2日

    すんげー久し振りになってしまった。
    書くネタが無かったわけではない。
    むしろ山盛りというか…
    モー娘。のなっち卒業ライブに参加する際のどたばた。
    我が愛するアントラーズの秋田、相馬の解雇。
    そしてイラク派兵、北朝鮮問題、中国問題。
    それらに代表される日本の外交問題。
    元々期待はしていなかったがそれでも感じてしまう民主党に対する失望。
    フェミニストとのネット上での戦いと嫌悪。
    関連してのことだが近頃のジェンダーフリーとか言うはた迷惑な寝言…
    少なからずの方々から顰蹙買うであろう私の考えではあるがそんなコトを
    色々と考えているうちにどうもキーを叩く手が滞ってしまったのはちょっと
    私らしくないのかなぁと…

    久し振りに最も仲の良い友達である同業者Yの仕事場に乱入して
    喋り倒した。
    色んな人と喋ることによって自分という人間が分かったりすることがある。
    自分では気が付かない長所や欠点を教えてくれる。
    忘れていたものを思い出させてくれる。
    彼以外の友人共通の言う私の長所「必要以上の行動力」
    確かにそういうものはあるのかも知れない。
    でもまだまだ足りないというのが私自身の考えである。
    もっともっと勉強をしてもっともっとアグレッシブに動いていかなければ…
    そして戦いを恐れず発言をしていこう。
    そうすることによって違う意見、考えを聞くことも出来るしそれはまた
    新たな思考の種となるであろう。


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