■J-リーグ■
- 93年の5月、J-リーグはその歴史の戸を開けた。
私も含め多くのサッカーファンが待ち望んだプロサッカーリーグとして。
嬉しい、確かに嬉しいのだが釈然としないものがあったのもまた確かだったのだ。
不満の一つとして協会(J-リーグ事務局)が余りに官僚的と言うか、もっと分かり
易く言えば「参加させてやる」と言った態度が目余ることだった。
そのくせ金銭的に苦しいJの会員に対し守る姿勢というものが全く見られないことだ。
結果として近年と幾つかのJ準会員チームがが潰れた。
私としてはもっと自然な形、他のサッカー先進国のようにプロとアマの垣根を
無くし むしろJFL一部をそのままJ-リーグと名前を変え各チームの運営に
J事務局が施設等の充実を促す。と言う形の方がリスクも少なくて良かったのでは
ないか。
実力が在るチームがJに、無ければ下に落ちるという形の方が分かり易くて
良かったのではないだろうか。
戦力、集客能力の貧弱さは今日の多くのクラブで多額の赤字を出すという結果を
出している。
客の少ない、あるいは予算が少なければセミプロの選手あるいはチームが在っても
良いのではないだろうか。
10年構想とか名前だけ大きく出たがそのプランに地に足の着いた明確なビジョンは
感じられない。
スポンサーである企業も大事だがもっと地方自治体も積極的に巻き込んだ形に
するべきではないだろうか?
もっと”おらが町の”的な意識を持たせるべきではないだろうか?
あと、一部二部制にすると言うが二部の下位チームが消化試合を繰り返すのは
目に見えていると思うのは私だけではないはず。
協会はこの辺りをどのように考えているのだろうか?
- Jリーグが始まって肝心の日本のサッカーのレベルは上がったのだろうか?
以前では考えられないような多くの海外のスーパースターがやって来ている
ジーコ、ドゥンガ、レオナルド、ジョルジーニョ、ブッフバルト、ジーニョ
リトバルスキ、ストイコビッチ等々・・・
その卓越したプレーだけでなく伝道師としても貢献した者もいれば高い給料
だけ取ってろくにプレーもせず帰国した泥棒としか思えないような者もいた。
- 続く
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