■TOYOTA−CUP■
ゴォーール!スーパーゴール!ビューティフルゴール!
プラティニゴール!!
いきなり何のことかって?
85年大会ユベントスvsアルヘンチノス・ジュニアースでプラティニが
大会史上最も美しいボレーシュートを決めたときのアナウンサーが
叫んだ言葉なのだ。
ただ、そのゴールはオフサイドという野暮な判定が下され幻となって
しまったんだけどね。
お互いに攻撃的で攻守の切り替えも速く個人的には最も面白い試合
だったと思う。
実際ビデオで少なくとも10回は見ているからね。
当時のユベントスにはプラティニを始め若き頃のM・ラウドルップ、
82’W杯優勝の立役者カブリーニ、シレアをはじめ蒼々たる
メンバーが揃っていた。
対するアルヘンチノスも当時売り出し中のC・ボルギを始め攻撃陣には
スピードに溢れ一癖も二癖もある選手が揃い、欧州を代表する名門クラブ
に一歩も引けを取ることなく堂々と渡り合った。
決着はPK戦にもつれユベントスの勝利に終わった。
全盛期のジーコ率いるフラメンゴが来たのは来たのは81年の大会。
相手はイングランドの名門リバプール、しかもいわゆる黄金期だった。
が、全くといって良い程相手にならなかった。ジーコのパスは完璧という
言葉こそ相応しくスピードのあるFWを自在に走らせ欧州王者のDFを
ずたずたにした。
試合は前半で勝負が決まってしまった。
83年グレミオのレナトは鮮烈だった。
荒削りながらも爆発的なパワーとスピードで右サイドを蹂躙した。
全身からパワーを発散させていて実に見ていて気持ちの良いプレーだ。
引き立て役となってしまったハンブルガーSVだが欧州勢としては初めて
得点をし、延長に引きずり込む等”ゲルマン魂”を見せてくれたが
主力選手数人が負傷欠場というハンデは小さくなかった。
俺の最初に生で見たのがPSVアイントホーフェンvsナシオナル。
生で世界のトップクラスを観て何が凄かったかってボールを蹴る音。
パス一本にしても凄い音をさせシュートのようなスピードで蹴られる。
そしてクーマンは更に凄い、遠目からも一目で分かるずんぐりした体から
ドゥともゴゥともとれない音で楽々と正確な長距離パスを蹴り、通す。
試合は1−1で延長戦、クーマンがPKを決めた時点でPSVの勝ちかと
思われたが終了間際PSVのGKファン・ブロイケレンがCKをかぶって
しまうチョンボ、ファーサイドのオストラサがフリーでヘッド。
を決めてPK戦。 結局贔屓にしていたPSVは負けた。
確かこの時MVPに輝いたオストラサは一時京都だかどっかでプレー
していたと思った。 違ったかな?
全盛期のミラン(オランダ・トライアングルの頃)は結局生では
観れなかった。グーリット、ファン・バステン、ライカートは
是非とも見たかったんだけどね。
特にグーリットのランニングフォームは長い足で更に長いストライドで
実に絵になるんだ。 で、黒人プレ−ヤー特有の柔らかい身のこなし。
ガンバのエムボマは生で見たけどやっぱ違うんだよなー。
久々に生で観たのがバルセロナvsサンパウロ、好カードであった。
サンパウロにはライー、ミューレル、若き右バックカフー、ベテランのト
ニーニョ・セレーゾと実に強力!
クライフ率いるバルサにもストイーチコフを始め二度目のトヨタ杯となる
M・ラウドルップ、R・クーマンといった中心選手の他にも
殆どが代表選手。
試合開始当初はバルサのあまりにスピーディーなパス回しに
「こりゃ一方的な試合になってしまうのでは」と思ったが流石は南米代表
先制点こそ譲ったものの次第にペースを掴み、逆転バ1−2サ。
翌年にはマルセイユの代役ミランを相手に3−2というナイスな
スコアでトヨタ杯を連覇、パパンがらしいゴールを挙げていたが
スケールダウンしたミランよりマルセイユを観たかったなー。
ちなみにこの年のサンパウロの10番は後に鹿島に来たあの
レオナルドが背負っていました。
次の年はベレスvsミラン、歴代でも一番レベルの低い見所の少ない
試合だった。
ミランは前半に山のようにあったチャンスを物に出来ずミドルシュートを
外すと隣に座ってた人が「北沢かおまえは!」って怒鳴っていたのが
笑えた。 後半に入ってミランがばててくるとベレスが盛り返し効率よく
2点を奪って快勝。
何だかレッドカードを貰ってしまったコスタクルタの不運さばかりが
目に着いてしまった。
95年のアヤックスvsグレミオと96年のユベントスvsリバープレートは
是非とも行きたかったのだ何故なら俺の2大好きなクラブだからだ。
だがしかし、運命の悪戯かこういう時に限ってチケットが取れ/B>
なかったりする。
アヤックスは国立の悪い芝に神経質になりすぎたのか得意の
スピーディーなパス回しは陰を潜めやや期待はずれであった。
しかし翌年のユベントスは最強だった。
リーベルに全くといって良いほどサッカーをさせずスコアこそ
1−0だが完勝!
特に中盤のジダン、前線のボクシッチはとんでもなくボクシッチは
今年のW杯で日本と当たると考えると・・・・
でもボクシッチがもう少し決定力があればもっと点差が開いていた
のもまた事実である。
3年ぶりのトヨタ杯はバックスタンドとはいえほぼハーフウェー
ラインの位置、今までで最高の席が取れた。
カードはボルシア・ドルトムントvsクルゼイロ観衆は5万人を切る
というトヨタ杯としては非常に少なかった。
ザマーは確かに来ないが面白いカードだと思うんだけどなー。
ベベットは来るし・・・
贔屓選手はドルトムントのパウロ・ソウザ。期待に違わぬ仕事を見せて
くれました。
あとジュリオ・セザールも見事な読みを見せ、メラーが以外に守備も頑張る
ってところを見せてくれていました。
試合はドルトムントの完勝に終わり、帰りに半額で売ってたドルトムントの
マフラーを買って仕事に向かったのが記憶に新しいところです。
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