4月18日
またしても間が空いてしまったが、ネタが無かった訳ではない。
むしろとびっきりのネタがあったと言っていいだろう。
もう二週間以上前のネタだが、これだけ間が空いてしまった原因にも
なったネタなのでお話ししましょう。
私がフットサルをやっているのは以前にも話した。
この日も仕事を抜け出してフットサルに向かった。
以前に痛めた左の足首が治らないので最近はテーピングで固めてプレーを
しているのだが、この日はテープを忘れてしまったので足首に不安を
抱えたままのプレーとなった。
もしかしたらこのテープを忘れてきてしまったのがケチのつきはじめ
だったのかも知れない。
左の足首は普通に走る分には大した痛みも無いが、サイドステップを踏んだり
ターンをしたりといった横向きあるいは捻りを加えたときにやはり痛みが
走る。勿論キックをするために踏み込んだときも同様である。
が、この日もだましだましプレーをしていた。
ルーズボールを追った私は敵のプレーヤーと衝突してしまった。
これ自体は別に珍しいことではないのだが、ぶつかり方がちょっと嫌な
感じだった。
私の膝の内側と相手の膝がバチッと音を立てて当たったのだ。
しかも私膝はかつてスキーで痛めた右の膝である。
相手は大したこと無かった様だが私の方は以外にダメージを負ってしまった。
はっきりいって真っ直ぐ走る以外殆どのプレーに痛みが走ってしまうような
状況である。
最悪なのが私の利き足は右足なので踏み込むと左の足首が痛み、蹴ると
右膝が痛むという状況となってしまった。
当然ちゃんと蹴ることは不可能である。
単なる打撲で済めばいいのだが、現在でもまだ痛みがあるところをみると
打撲以上の負傷をしてしまったようである…
そんなこんなでフィールドプレーをするのがしんどくなったので
GKをすることにした。
そして悲劇は起こった。
相手FWが飛び込んできたので私は夢中でダイビングをした。
見事セーブをしてボールを前線にフィードした後、左の手に違和感を感じた。
小指が全く動かない。
しかも何かただ事じゃ無いような雰囲気がする…
急遽選手交代を申し出て、キーパーグローブを外してあらびっくり!
何と左手の小指第二関節が反対側に曲がっているではありませんか。
痺れてあまり痛みは無いのだが、はっきり言って全く大丈夫な状況ではない。
すぐに主催者であるT橋氏の車で近くにある救急病院へ行った。
出てきたのはインターンっぽい若い医者。
一抹の不安を感じながら手を見せると、取り敢えずレントゲンを撮ろうと
いうことになり、獲る。
現像されたフィルムを観るとものの見事に関節が半分以上ずれている。
若い医者はこういうケースは初体験らしくどう処置していいのか分からないで
いるようだ。看護婦に「麻酔した方がいいのかなぁ?」等と聞いている。
おいおい…
はっきり言ってこういう場合、普通麻酔なんかしない。
脱臼した時や骨折して折れた所がずれてしまった時も屈強な医者が押さえつけて
強引に矯正するのである。
時には患者がその痛みのために暴れて医者を蹴ったりすることがあるので
プロテクターを着けたりすることもあるのだ。
え、何でそんな事を知っているのかって?
私はかつて結構やんちゃだったので何本か骨を折り、実際にそういった処置を
受けたことがあるのですよ。
意を決した若い医者は処置に取りかかった。
が、びびっているのでなかなか直らない。
さかんに「痛くない?」と聞いてくる。
私は「大丈夫ですよ」と答えながらも心の中では
「びびっていないで一気にバキっとやっちゃえよ、バキッと!」と思っていた。
実際充分我慢できる範囲の痛みでしか無かった。
私はこういう痛みには以外と耐性があるのだ。
数十分経ってやっと矯正できたが、手慣れた接骨医とかだったらそれこそ
あっという間に矯正してしまうような物なのであろう。
餅は餅屋ってね。
まあ、時間的に救急病院しかやっていないような時間だったので選択肢は
この病院しか無かったのだし、受け付けて貰えたことには感謝である。
しかしこの怪我、さすがに治るのに時間が掛かっている。
未だに殆ど動かないのだ。
幸い左手なので仕事に大した影響は無いのだがキーボードを打つのには
大いに支障がある。
だからこれだけHPの更新をさぼっていたという言い訳になるのだ。
無理に動かしたりしなければ痛みは殆ど無いし、邪魔なのでギブスは外して
しまった。だからかろうじてこうやって更新をしてみたのですよ。