■フランスW杯観戦旅行記■

6/09 6/10 6/11 6/12 6/13 6/14 6/15 6/16 6/17
  • 98年6月12日(金)

    今日は唯一予定の無い日なので一日中ボルドーの街を徘徊・・・
    していたら死ぬので取り敢えず歩いて行ける範囲の観光名所(?)に行ってみよう。
    ホテルを出ようとしたら食堂に2人の東洋人が居る、話をすると彼等は日本人で昨日の同じ試合を、また私と同じようにチケットはダフ屋から買って観たという。
    更に明日以降日本vsアルゼンチン戦までの予定も私と同じという・・・やはり同じ様な事を考える人は居るものだ。
    ただ、彼等はチケットを私が買った価格の約半額で買ったと言う、何だかちょっと悔しい。
    まあ、救いは私の観た席はかなり良い席であり、彼等の席はチリのサポーター席でそう良い席では無かったとの事。
    どっちにしてもこのネタは次の試合のダフ屋との交渉に使わせて貰おう。
    久し振りに日本語を話した気もするが未だ三日か、懐かしさを感じるような時間ではない。
    昨日もスタジアムで日本人を見掛けたがちょっと嫌いなタイプだったので目が合ったが知らない振りして逃げた。

    朝方は少し降っていたのだが今日は何故か例の通り雨は無かった。これはラッキーと言えよう。
    取り敢えず近くにあるという川辺まで行ってみる、かなり大きな川だ。どっちが上流でどっちが下流か分からないぐらい緩やかな流れだが木の枝が流れてきて辛うじて分かった。
    川辺は倉庫とかが在って寂れた感じがなかなか良い。
    日当たりも良いので暫くぼーっとしてみる。

    下流の方におそらくゴミを運ぶのではと思われる船が泊まっている。更に下流にはもっと大きな船がある。
    その船の所まで歩いてみよう。
    近付いて初めて分かったのだがその船は軍艦だった。
    近くで何かのEXPOをやっていたみたいだが英語の表記が無く入ろうとしたら役員らしき人に止められ、しかもその人が英語が喋れなかったので退散することにした。

    昼飯を食った後中心街に戻り観光案内所でパンフレットを貰い読んでみる・・・
    英語でも書いてあるのは助かったが結構知らない単語が多く半分位しか分からない、でも中心街の歴史的建造物を回る散歩コースみたいなものが書いてあるのでそのコースに沿って歩きまわってみる。そのパンフレットに書いてある歴史的建造物は本当に住居の合間に何気なく建っていたりする。
    そのさり気なさはなかなか格好良いものだ。
    学校もまた住居の合間に何の違和感も無く建っていた。だが日本の学校の校庭のように広いスペースは見当たらなかった。
    もしかしたら中庭の様な形で在るのかも知れないが。
    実際中庭のようなスペースのある建物は少なくない。
    またそのスペースに別の建物が建っていたりすることも珍しくはない。他にも、建物の一階部分が駐車場スペースになっている事もかなり多いようだ。この辺りは日本でもやればいいのにと思ってしまう。
    それでも路上駐車は意外と多い。路地には駐車場のごとく車が並んでいた。あんなに無防備に自動車を止めて置けるって事は以外と治安は良いのかも知れない。
    とは言えこう古い建物が物が並んでいて薄暗い路地に入った時の怪しさは半端じゃない。まだ昼間だったからマシだが。
    しかも路地の石畳は半端じゃなくでこぼこなのだ。そんな狭い路地を薄汚れたボロいシトロエンがガタガタ言いながら走って来るのは何故か絵になる。


    続き
    Home Mail